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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

視点が高い人と低い人の差~視点の研究1~

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視点とは何か?
ここで言う視点とは、物事・事象の見え方のことを指す。
「視点が高い」とかいう言い方をする視点のことである。

では、「視点が高い」というのはどういうことか?
定義してみると、
「戦術的にではなく、戦略的に物事・事象を捉えること」
である。
簡単にいえば、
「物事・事象を大局的に捉えること」
である。

例えば、
"会社内であれば、部門だけでなく、会社全体で捉えること"
"事業であれば、自社や競合だけではなく、市場で捉えること"
"戦争であれば、局地的な戦いだけではなく、戦い全体の趨勢で捉えること"
である。

視点が高いと、どんな良いことがあり、
視点が低いと、どんな良くないことがあるのだろうか?

簡単にいえば、
視点が高ければ、全体像が見えているために、
全体から細部までを見通した上で話すこと、
判断することができる。

逆に、視点が低ければ、全体像が見えていない、
細部しか見えない、枝葉しか見えない状態のため、
話をしていても、ズレが生じたり、トンチンカンなことを言ってしまい、
さらに、それに本人も気づかない残念な状態になってしまう。

これから、この視点を上げる方法を考えるために、
何日かに分けて、文章を書いていきたい。

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