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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

目標作りと戦略作りに役に立つ技術~誰でもできる会社の変え方~その3

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目標と戦略が決まると、戦術に入っていくのであるが、
こんな決め方で大丈夫か?という人もいると思う。
目標作りと戦略作り、それぞれに必要な技術を少し述べたい。


【目標作り】

これに関しては技術というよりは、考え方が大事だ。
例えば、現在の売上より少しだけ高い売上を目標にしてはいけない。
単年度ならまだしも、3年、5年、10年というスパンの目標は、
現状では無理そうだけど、背伸びすれば、何とかなりそうぐらいがいい。
売上10億ぐらいの会社であれば、目標は売上50億円ぐらい(?)。
経常利益1億ぐらいの会社であれば、目標経常利益は5億ぐらい(?)。

なぜなら、少しだけ頑張れば達成できるレベルの目標なら、
何も新しいことは考える必要はなく、
社員それぞれがもう少しずつ頑張れば達成できてしまうからだ。
それなら、わざわざ戦略を考える必要はない。

感覚として、絶対に無理な数字ではなく、
今の状態なら無理!という数字が望ましい。
例にあげた売上10億の会社なら目標は売上50億というのは、
現状から何かを変えなければできない!という数字だ。
だから、戦略が必要となる。

目標作りには、この辺の感覚を考えて作るとよい。


【戦略作り】

戦略作りには、いわゆる技術というものが大活躍する。
連想ゲームをする際に、頭に入れておくと非常に便利だ。
少なくとも以下の技術を知っておくと便利だ。

○MECE
○ピラミッドストラクチャー

この2つだ。
名前だけみると難しそうだが、
何のことはない、簡単なことなので、ぜひ本でもwebでも書いてあるので、
調べてみて欲しい。
これだけ知っていれば、より精緻な戦略が作れることは間違いない!
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