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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

目標はテキトーに設定する!~誰でもできる会社の変え方~その1

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大きな会社も、巷になる会計事務所のような小さな会社も組織である。
組織である以上は、事業戦略というものは必要になる。
しかし、事業戦略を構築しているところは、かなり少ない。
小規模な会社になれば、目標すら設定していないことがほとんどである。

事業戦略を練るためには目標というものが必要になる。
ウィキペディアによれば、戦略とは、

「一般的には特定の目標を達成するために、
長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・科学である」

ということである。
よって、戦略の前に目標を決める必要がある。

会社というものは、たとえテキトーだとしても、目標を決め、戦略を構築すれば、自ずと変わる。
何気なく仕事をしていた組織が、目標に向かい、方向性が固まるからだ。
社長であれば、すぐにでも目標を設定すべきだし、
社員であれば、社長に目標を設定するように促すことが必要だ。
社長に促すのであれば、なぜ目標が必要かを説明しなければならない。
目標がなければ、会社は成長しない。たまたま売上があがっても、それはたまたまである。
たまたま上がった売上は、そのうち下がる。
戦略というものを経営に取り入れなければ、
会社の舵は向かう場所もなく、ただただ漂うだけとなる。
だから、目標は必要だ。

しかし、目標というものをこれまで考えたことのない会社では、
どうやって決めればいいのかすらわからないということがよくある。

個人に振り返ってみれば、わかりやすいかもしれない。
個人的には、
「あー、こんな仕事ができたらいいのになー」
「このぐらいの売上あげたいなー」
「車が欲しいなー」
といったことは誰もが思っていると思う。
会社の目標も、何も難しく考える必要はなく、
こんな目標からスタートすればいい。

「売上100億円欲しいな」
「利益で1億は出したいな」
「六本木ヒルズに事務所を構えたい」

といったテキトーな目標で構わない。
あくまでスタートラインですが。
小規模であればあるほど、社長の欲というものが左右するが、
それで構わない。
もし、戦略を構築している段階で「違うな」と思ったら、変えればいいだけだ。

ちなみに、これらは個人目標でも同じことが言える。

目標が決まったら、次は戦略を構築する。
これは次回!


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