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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

人事部という簡単そうな部署の本来の仕事

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人事担当者の採用というのは結構難しい。

「面接をたくさんしました」
「給与計算できます」
「社会保険手続できます」

といった人事担当候補はたくさんいる。
しかし、本来、人事部というのは、
何をすべきなのか?

・企業全体を睨んでの組織戦略
・個々の社員のキャリア構築

が本来目指さなければならないところではないか?

企業はあたかも一つの生き物のように動いている。
その中で、人事部という器官は、企業を組織という側面から伸ばすこと。
そして、その一つ一つの細胞である社員を伸ばし、成功させることだ。

細胞が元気に動けば、細胞が集まった組織も元気に動く。
どこかに癌があれば、手術するなり、修正することが必要だ。

よって、人事担当者に必要な能力というのは、

・経営能力
・事業構築・運営能力
・哲学や思想、歴史に深い造詣がある

この辺だろうか?
最後の「哲学や思想、歴史に深い造詣がある」というのは、
やはり人を知らなければ、人を扱うことはできないということだ。

なんといっても経営ということを知らなければ、
組織を構築することはできない。

組織に属していると、自分の仕事が嫌になって、
人事をやりたいと言ってくる人が毎年数人いる。
しかし、そんな簡単な仕事はない!!
少なくとも、上記の1つぐらいは身につけてから、言って欲しい言葉だ。
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