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会社がなすべき当たり前のこと、人がなすべき当たり前のことでありながら、多くの人ができていないことを、いかに行うかを考えるきっかけになればと思います。高杉晋作の辞世の句でもある「おもしろき こともなき世を おもしろく」をブログ名に、日々普通に起こっている会社や社会での出来事を、いかに考え対応すべきかという視点で書いていきたいと思います。

考えながら動く=スピードをあげた仕事=大成功する人

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大学を卒業して会社に入った頃は、
"いかに深く考えるか"
"いかに正しく考えるか"
"いかに失敗をしないか"
ということが重要だと思っていた。
その結果、どうなったかというと、
"仕事が遅い"ということが起こった。
特に、所属していた会社がベンチャー企業であったため、
"こいつは仕事が遅い"という残念な評価を受けかねない状態が生じたのである。

そこで私は、

"考える"

ということは重要だが、

"スピード"

も重要であり、

"考えながら動く"

ということをすれば、解決するのではないかと考えたのである。

会社において、仕事が遅いというのは、非常に残念な結果をまねく。
最近読んだ漫画に『エンゼルバンク』というものがある。
そこに書かれていたのだが、"大成功する人"と"失敗しない人"の話が書かれていた。

"失敗しない人"というのは、
いかに失敗しないかを考え小成功をどんどん上積みしていく。
その結果、失敗はさほどしないが、大成功は絶対にしない。

逆に"大成功する人"というのは、
失敗してもいいから、大きく動く。
当然、"考えない"ということではないのだが、
一種の賭けをする。
失敗しても、なぜ失敗したのかを考えることで、
次に生かせる。
つまり、失敗を成長の糧にできるのである。

私の若い頃の間違った考え方は正にこれだと思わざるを得なかった。
小さな成功、つまり、失敗しない生き方というものを否定はしない。
しかし、"大成功をしたい人"は、失敗など恐れてはいけない。
会社という組織に入ると、いかに上司に評価してもらうか、
いかに上司に怒られないかというつまらないことに終始することが多くなると思う。

しかし、自分の人生である。
"大成功したい"のであれば、
何が重要かをもう一度考えてみることも必要ではないだろうか?

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