上海出張:コカ・コーラのイノベーション・センター
コカ・コーラ招待のインターナショナル・ブロガー・ツアーで、5月7日に上海の先端R&D拠点にうかがった。
郊外の企業団地には、ヤマハやサンディスクの拠点が。そこにコカ・コーラのグローバルのイノベーション5大拠点=Global Innovation and Technology Centerの最新のものがある。グリーン設計で太陽光や風力など代替エネルギーもあるが、中身がスゴイ。
Global Innovation and Technology Center
案内してくれたAsia Pacifc担当のパワフルなBrenda Leeさん
Leeさんの話を聞くブロガー一行
まず、ブラインド・テイスティング用の部屋、そしてグループ・インタビュー用のミラールームなどを拝見。
そして、パッケージ開発の説明。博士がごろごろしている。いわばロケット・サイエンス(高度な技術ということ)を適用して、コンピューター・シミュレーションでパッケージを開発。例えば、アルミの筒からコカコーラ・シェイプのボトルを成形し、強度や安全性などを分析する。
R&I Visionとして、イノベーションのPower Houseとなることを目指している。
ビジョンの構成要素は、
・Innovation and pipeline
・High performance team
・Technology depth
そして、これらを実現する要素として
・Partnership
・Mindset
を掲げている。
ここのリーダーのNancyは、Atlanta本社でもイノベーション業務を担当した優秀な女性マネジャー。こういう人材が鍵ですね。
PhD、修士が沢山いるのだが、職場環境というかオフィス空間は自由な感じ。ランチ時にはヨガのクラスも。リラックスして心地よい状態だと脳の温度が適切になりシナプスの速度がよくなるというNancyの説明にうなってしまう。
あちこちに、+)マークが。「Live Positively -世界をプラスにまわそう-」のシンボルとか。
http://www.cocacola.co.jp/corporate/company/live_positively.html
Be positive minded など、気持ちの持ち方を書いたポスターも
こんなくつろぎスペースも。ここで議論もされるとか。
全社員の声を聞く活動も
同センター内にあるコラボレーション・センター
KOlabことコラボレーションセンターには、waoと言いたくなるようなスペースが沢山。顧客の現場を再現し、かつコカ・コーラのビジョンを反映したファシリティがいくつも・・・スーパー、コンビに、ファーストフード、バー、カラオケなどなど・・・そこにautomatedというかcomputer-aided ポスターなどイノベーティブな代物も。ユーザーexperience重視ですね。そして、飲料製品だけでなく、ソリューションを提供する企業へと進化しつつあることが感じられた。
ツアーの後は社員食堂でランチ。Googleじゃないけど、無料。中にはドカ盛りで食べてる社員の方も多く、びっくり。
社食
韓国チームほか
<参考>
徳力さん「コカ・コーラ上海ツアーで学ぶ、グローバル化における日本の役割と可能性」
らむねさん「上海2日目 コカ・コーラグローバル・イノベーション&テクノロジーセンター」