AppleのiPad発表のレポートをいくつかまとめて読んでみた
AppleのiPadが発表された。
レポートを読むと、まだ見通しを言うには早すぎる・・が、かなりポテンシャルはあるとの米国市場での見方が多い。
価格が予想より低く抑えられていて、これなら需要があるという典型的なアナリストの経済性分析によるものが主。
大きく見ると
a)キンドルなど電子ブック・リーダー市場
b)パソコンとケータイの間の新カテゴリー・デバイスとして
が主戦場だろう。
a) 「Amazonのキンドルと日本市場」でも書いたが、米国でキンドルは年配が主なユーザー層。そのセグメントへの大型iPhone/iPod Touchという存在意義はあるだろう。
なお、池田信夫 blog「日本ではiPadは「大きめのiPhone」に過ぎない」で指摘のようにエコシスム戦略の遅れと米国セントリックな点への懸念はある。
b) これまでも「パソコンの行方 続2」などで、新カテゴリーの潜在ニーズについて書いてきたが、iPadがその回答となるかはまだ見えない。これはエコシステムの形成が必要なので、まだなんとも。
ちなみに慶応大学の古川先生はすでに100くらいのアプリの案をツイートしている(http://twitter.com/samfurukawa)。
レビューもいろいろ出ている。
Gizmodo「まだiPadは失敗作だとつぶやいてるあなたへ... その予想は甘い!」
・・高齢者へのアピールに言及。
Computerworld「「iPad」はビジネスに使えるのか アナリストの評価は真っ二つ」
どちらも言うとおりでYes and Noだが、現実にはNoに近い結果となるだろう。これは、過去に書いた
「iPhoneについて(3) 法人市場」
「iPhoneについて(4) 法人市場の続き」
と同様な話だ。
ビジネス用ならWindowsで似たようなものを他社が出すのを採用する企業が多いだろう。
BloombergのConnie Guglielmoによるレポートが割とビジネスに言及している:
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aK9wod4_ViiA
http://www.businessweek.com/news/2010-01-27/apple-ceo-steve-jobs-introduces-499-tablet-computer-named-ipad.html
http://www.yourbloomberg.org/apps/news?pid=20601087&sid=aKuzLBkKS570&pos=7
時間はかかるが結構売れそうという見方。
もっと勉強したい方はこちらに沢山記事あり↓
http://allthingsd.com/topics/apple/tablet/?mod=tablet_banner
しかし、アップルの発表会は注目されますね。アイパッドも然り。
プレゼンのビデオ http://events.apple.com.edgesuite.net/1001q3f8hhr/event/index.html
iPadのビデオ http://www.apple.com/ipad/ipad-video/
デモのビデオ 2010年1月28日にAppleが行ったSpecialイベン トで、林信行氏による「iPad」レポート http://www.youtube.com/watch?v=g_Uz5x0B07A&feature=youtu.be&a
アスキー「ジョブズが語ったiPad 発表会を総力レポート!」 http://ascii.jp/elem/000/000/493/493551/
イベント・ツイート集 http://twitter.com/kenjieno/appleevent-tweets