オルタナティブ・ブログ > チャットでワークな日々 >

最近チャットツールが注目されています。話題に応じて複数の部屋をすぐに設定して社内や社外の人と適切なコミュニケーションを構築できるほか、タスク管理、大容量ファイルのやりとり、そして電話映話会議ができるタイプもあります。そんなツールを開発している会社での、チャットでワークする日々を皆様にご紹介します。

HOME'Sマーケットレポート 2011年5月度 首都圏

»
5月分のHOME'Sマーケットレポートを発表しました。  

首都圏賃貸物件で目立つのは、敷金0物件割合、礼金0物件割合、敷金礼金0物件割合の増加が、賃貸マンションも賃貸アパートも続いている点です。割合が減少した都県も見られましたが、全体的には割合上昇の傾向です。

流通物件の首都圏の掲載平均および各都県の掲載平均では、価格の上昇と下落が相半ばし、まだら模様の展開となっています。

これに対し問合せ物件平均では、マンションも一戸建ても、築10年未満の値上がりが目立っているのに対し、築10年以上では値下がりが目立ちました。

また特筆すべきは、千葉県の市川・船橋エリアです。このエリアでは、マンション築10年未満および築10年以上の平均坪単価と平均価格がすべて▲5ポイント以上という稀有な状況を示しています。一戸建ての築10年以上でも同様です。そして土地も、約5ポイントの下落を見せました。

一様に下落している理由の主要因は、浦安市だと考えられます。千葉県の中でも最も相場の高いエリアは市川・船橋エリアですが、その相場をこれまで牽引していた浦安市で、大震災の影響で地盤沈下や液状化の被害が発生しました。これに伴い、問合せ件数の激減を確認しています。よってそれにつられ、掲載価格(提示価格)の下落が発生したと考えられます。

需要の減退がどのくらいで収まるのか、その後供給の強気が戻るのか、注視したいところです。




首都圏の賃貸マンション掲載物件では、平均坪賃料が6ヶ月ぶりに対前月比上昇に転じました。ですが平均敷金の下落が13ヶ月、平均礼金の下落が6ヶ月続いています。これに伴い、敷金0物件割合、礼金0物件割合、敷金礼金0物件割合はすべて、3ヶ月以上続けて増加しこの1年で最高の水準です。

各都県では、東京都の平均坪賃料が、4ヶ月ぶりに下落に転じました。埼玉県では4ヶ月ぶりに上昇に転じ、千葉県では下落が4ヶ月続いています。

首都圏の賃貸アパート掲載物件では、10ヶ月続いた平均賃料の下落が止まり、上昇しました。各府県では千葉県の平均礼金が▲4.3ポイントと目立ったほかは小幅の増減でした。

首都圏の賃貸マンション問合せ物件でも、平均敷金・平均礼金の下落が4ヶ月続いており、平均敷金0物件割合・平均礼金0物件割合も、上昇が4ヶ月続いています。

首都圏の賃貸アパート問合せ物件の敷金0物件割合、礼金0物件割合、敷金礼金0物件割合はすべて、3ヶ月以上続けて増加。礼金0物件割合は前月に続き、5割台が続いています。



 

首都圏の流通マンション掲載物件では、築10年未満掲載物件の平均坪単価と平均価格が、ともに前月に比べて下落しています。

各都県では、東京都の築10年未満掲載物件は3ヶ月続いた平均坪単価の上昇が止まり▲2.4ポイント下落しました。逆に神奈川県では5ヶ月続いた下落が止まり、上昇しています。埼玉県の平均坪単価は▲2.3ポイント下落しており、千葉県では平均坪単価と平均価格の下落が3ヶ月続いています。

東京都の築10年以上掲載物件は、下落が6ヶ月続いています。

問合せ物件では、首都圏の築10年未満の平均価格が対前月比+17.9ポイントと上昇しています。都県別でも平均価格は上昇しており、東京都は+22.2ポイント、神奈川県は16.9ポイント、千葉県では+22.3ポイントでした。

ですが築10年以上では神奈川県の平均価格が▲4.3ポイント、埼玉県の平均坪単価が▲5.8ポイント、千葉県の平均坪単価が10.0ポイント、千葉県の平均価格が9.2ポイントと明暗を分けています。



 
都圏の築10年未満流通一戸建て掲載物件では、平均価格が3ヶ月続いて上昇しました。各都県別では、東京都の平均坪単価と平均価格が3ヶ月続いて上昇していますが、神奈川県と埼玉県では続いていた平均坪単価と平均価格の上昇が止まり、下落しています。

築10年以上流通一戸建て掲載物件では、平均坪単価の下落が5ヶ月続いていますが、埼玉県では4ヶ月続いていた平均坪単価の下落が止まり、上昇しています。

問合せ物件では、首都圏の築10年未満・築10年以上ともに、平均坪単価が上昇しました。

各都県の問合せ物件での目立った動きとしては、東京都築10年以上の平均価格は▲21.1ポイント、神奈川県築10年未満では平均坪単価が+39.3ポイント、平均価格が+56.0ポイント、埼玉県築10年以上の平均価格が+13.7ポイント、千葉県築10年未満の平均坪単価が▲15.3ポイント、平均価格が▲20.6ポイントとなっています。



 
首都圏の流通土地掲載物件の平均価格は10ヶ月連続で下落しています。ですが平均坪単価は、4ヶ月続いた下落が止まり、上昇しました。

各都県の掲載物件では、東京都の平均価格は10カ月連続で下落し、神奈川県でも6ヶ月下落が続いています。千葉県では平均坪単価と平均価格がともに、5ヶ月続いて下落しました。

首都圏の問合せ物件では、平均価格が+10.9ポイントと上昇。各都県でも、東京都の平均価格が+12.9ポイント、埼玉県の平均坪単価が+15.0ポイント、平均価格が27.4ポイント、千葉県の平均坪単価が+13.2ポイント、平均価格が+10.5ポイントでした。






Comment(0)