ああっ、こんなところにクトゥルーのDNAが...
日本公開日、8月9日(金)が正式発表された「パシフィック・リム」。
「パシフィック・リム」日本版公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/pacificrim/index.html
「ヘルボーイ」シリーズの、そして「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督が、大好きな日本の巨大ロボット・アニメと怪獣にオマージュを捧げたSFアクション、しかも敵の呼称はそのまま"Kaiju(怪獣)"ってことで、日本の特撮ファンもワクワクの作品だが、この怪獣のコンセプトアートを見て、気づいたことが。
「パシフィック・リム」コンセプトアート
http://www.pacificrim-movie.net/news/835
この怪獣の触手のような腕って、クトゥルー神話っぽくないか?
というのも、もともとデル・トロが大のクトゥルー神話ファンなのは有名な話。「ヘルボーイ」にもその要素はたっぷり登場する。しかも、この「パシフィック・リム」を撮る前、デル・トロは「ホビット 思いがけない冒険」の監督をする予定だったが、いろいろあって降板し、念願のラブクラフトの「狂気の山脈にて(At the Mountains of Madness)」を映画化することになっていた。が、残念なことにその企画が頓挫。そこで撮ることになったのが、この「パシフィック・リム」なのだった。
紆余曲折を経て、こんなところにクトゥルーのDNAが...? すると「パシフィック・リム」はクトゥルー神話の変形としても読み取ることが出来るのか。そんな気もして、ますます楽しみな「パシフィック・リム」なのだ。