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ハリウッドニュース補完計画16:異色の第3作、実現したら嬉しいようなコワイような

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 ここにきて、かなりユニークな映画になるかもしれなくなったのが、「アイアンマン3」。この第3作は、第1作、第2作の監督ジョン・ファヴローが、ディズニーのアトラクション、マジック・キングダムをモチーフにした映画を監督するために去り(その前に「カウボーイ&エイリアン」も撮ったけど)、いろんなVFXアクションが得意な監督が候補になったが、結果、決定したのはアクション監督ではなく「キスキス、バンバン」の監督&脚本のシェーン・ブラックだった、というのはご存知の通り。

 この「キスキス、バンバン」というのがしょーもない泥棒たちを、粋といえなくもないかもしれないちょっと奇妙なノリで描くコメディで、主演したのが、後に「アイアンマン」に主演して復活するが、当時はまだ復活に至らず、いろんな中毒からは抜け出したが鬱屈からは抜け出てなかっただろうロバート・ダウニーJr.。「アイアンマン3」というブロックバスターを、この人に監督させるのは、主演のダウニーJr.との相性を優先したんだろうなあと思ってた。脚本家はショーン・ブラックじゃなく、UKのTVから連れてきたプロデューサーがハンドリングしやすそうなドリュー・ピアースだし。

 ところが、ここで新たな情報が。シェーン・ブラックは、監督だけじゃなくて、ストーリーも彼が考え、脚本にもきっちり参加することになったんだそう。そして第1稿は「これまでの2作は違うミステリー・スリラー」なんだとか。うわ、それってかなり冒険。
 
 第1作のファンとしてはこの変化が嬉しいのかどうかビミョーでもあるが、第1作と同じものを作られてもおもしろくないし、シェーン・ブラックにそれができるはずもなく、それよりはこのアブナイ賭けのほうがおもしろそう。あとは、この変更を製作会社マーヴル・エンターテインメントが許すかどうかか?

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