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プロセスの品質を高めるVE(価値工学)という方法論

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いま、フロリダに来ています。

VE(Value Engineering/価値工学)の国際大会がオーランドで開かれていて、そこで「ソフトウェア要件定義」についての論文発表をします。

VEは「顧客の求める価値を最小のライフサイクルコストで実現する」ための方法論です。日本では、製造業や建設業では長く活用され、大きな成果を上げていますが、ソフトウェアの世界では、ほとんど知られていません。これは非常にもったいない。

私はプロセスのデザインの一つの方法論として、VEを活用しています。

たとえば、ソフトウェア開発において、もっともむずかしく、もっとも不具合を生み出す原因となるのが「ソフトウェア要件定義プロセス」です。顧客の要求を理解し、仕様化することが、プロジェクトと顧客満足の質を左右します。

VEはこの「要件定義プロセス」で大きな力を発揮します。

要件定義をむずかしくしているのが、

 ・要求は曖昧さを含んでいる
 ・顧客とエンジニアの共通言語が存在しない
 ・顧客が自分自身の「真の要求」を理解していることはまれである

という事実です。

今回の論文ではこの課題にVEを使って対処、プロセスの品質を高める方法論について書きました。実際にプロジェクトに適用し、品質の向上と、コストの大幅な削減ができています。これについては、また詳しく書こうと思います。

いま現地時間は、午前11時すぎ。午後からプレゼンテーションです。

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