オルタナティブ・ブログ > 榊巻亮の『ブレイクスルー備忘録』 >

プロジェクト、笑い、学び、心に響いた一言。 成長のキッカケ書き留めます。

第三回 ケンブリッジが目指す姿~採用と規模拡大~

»

第三回 ケンブリッジが今、採用と規模拡大に踏み切る理由

前回の記事では、ケンブリッジが10年後に目指す姿について書きました。

AIの進化によって、専門知識やシステム開発、労働力を提供するコンサルティングは、相対的に小さくなっていくはずです。
その一方で、人の意志を引き出し、組織の壁を越えて合意をつくり、変化へのエネルギーを生み出す「変革共創型」の領域は、これからのコンサルティングの主戦場になる。

その中で私たちは、顧客の変革を成功させるだけではなく、顧客自身の「変わる力」を引き出すことにこだわりたいとお伝えしました。

ケンブリッジは、この仕事を約30年続けてきました。
・プロジェクトを成功へ導く方法論があります。
・ファシリテーションや課題解決の技術があります。
・コンサルタントを育てる仕組みがあります。
・顧客企業の変革人材を育てる養成学校もあります。
・マーケティングやセールスの基盤も、少しずつ整ってきました。

では、10年後の目標へ向かうために、今のケンブリッジに足りないものは何か。
大きく三つあります。

人、ブランディング、そして知名度です。

img_sec04.jpg

これまで拡大を志向してこなかった

ケンブリッジはこれまで、拡大戦略を取ってきませんでした。
むしろ、一人ひとりの候補者と丁寧に向き合い、価値観や仕事のスタイルが合うかを慎重に確認しながら採用をしてきました。

なぜなら、品質の高い良い仕事をすることが何よりも大切だったからです。
顧客にとって正しいことを考え、目の前のプロジェクトを成功させる。
高い品質の仕事を続けていれば、その評判を聞いた顧客から次の相談をいただける。
仕事ぶりを知った人が、ケンブリッジに興味を持ってくれる。
派手に会社を宣伝しなくても、本当に良い仕事をしていれば、価値は自然に伝わる。
これは一定の事実だと思っています。
しかし、今、局面は変わりつつあります。

良い仕事をしているだけでは、埋もれてしまう

この数年で、多くのコンサルティング会社が生まれました。
大手ファームも採用を拡大しています。

コンサルティング会社への転職を考える人にとって、選択肢は以前とは比べものにならないほど増えました。
その中には、ケンブリッジと似た言葉を掲げる会社もあります。

「ファシリテーション」
「伴走型支援」
「顧客の自走化」
「変革人材の育成」

いずれも、ケンブリッジが長く大切にしてきた考え方です。
しかし、今では私たちだけが使う言葉ではありません。
ケンブリッジ自身は変わっていなくても、周囲の環境が変われば、相対的な立ち位置は変わります。
私たちがどれほど良い仕事をしていても、その存在を知られていなければ、転職先の候補には入りません。

「良い仕事をしていれば、分かってもらえる」
この姿勢だけでは、これからの時代には埋もれてしまう。
私たちは、その現実と向き合わなければならないと考えています。

採用、報酬、ブランドを同時に変える

これからケンブリッジは、採用に本気で取り組みます。
ただし、採用広報を増やし、応募者を集めればよいとは考えていません。
採用だけを強化しても、入社した人に魅力的な仕事や成長機会を提供できなければ、意味がありません。
報酬やキャリアに十分な魅力がなければ、優秀な人から選ばれる会社にはなれません。
だから私たちは、複数の取り組みを同時に進めようとしています。

ー採用に投資する
ケンブリッジがどのような会社で、何を目指し、どのような仕事をしているのかを、これまで以上に発信します。
新卒採用も中途採用も強化し、今までケンブリッジを知らなかった人との接点を増やします。
単に応募者を増やすのではありません。私たちの考えに共感する人に、ケンブリッジという選択肢を知ってもらうための投資です。
このブログもその一環ですね。

ー報酬を上げる
顧客に高い価値を提供する人には、それに見合った報酬が必要です。
「仕事のやりがいがある」「良い仲間がいる」という理由だけで、働く場所を選んでもらおうとは考えていません。
難しい変革をリードできるプロフェッショナルが、その能力と貢献にふさわしい報酬を得られる会社にしていきます。
高い報酬を実現するためには、顧客からより高いフィーをいただけるだけの価値を提供しなければなりません。
報酬を上げることは、単に人件費を増やす話ではありません。提供価値を高め、その価値を正しく評価していただき、社員へ還元する。その循環をつくるということです。

ー変革共創型で圧倒的なブランドを築く
私たちが目指すのは、変革共創型のコンサルティングならケンブリッジだ、と真っ先に名前が挙がる会社になることです。

・難しい変革を、顧客と一緒に成功させる。
・部門や組織の壁を越え、合意をつくる。
・顧客の人材を育て、変わる力を残す。

この領域で、圧倒的な知名度とブランドを獲得する。
ブランドは、広告だけではつくれません。
良い仕事を積み重ね、顧客に成果を実感していただき、その事実を社外へ伝える。
そこで新しい人が加わり、さらに高度な仕事に挑む。
この循環を通じて、ケンブリッジの名前と提供価値を結びつけていきたいと考えています。

規模は目的ではない

採用を強化し、会社の規模を拡大すると聞けば、「大きな会社になることが目標なのか」と思われるかもしれません。
しかし、規模は目標ではありません。

規模は、品質を高め、より高度な仕事をするための手段です。

社員数や売上を増やすこと自体には、ほとんど意味がありません。
人数を増やした結果、プロジェクトの品質が落ちるのであれば、規模を拡大する必要はありません。
そうではなく、むしろ品質をさらに上げるために、必要な規模を手に入れる。
それが、私たちの考え方です。

今なら品質を落とさず拡大できる

品質を落とさずに規模を拡大することは、簡単ではありませんが、今なら実現できる。
プロジェクトの進め方が方法論として整理され、個人の経験だけに頼らず伝えられるようになりました。
ファシリテーション、課題解決、ドキュメンテーション、プロジェクトマネジメントなど、コンサルタントに必要な基本スキルの育成体系も整ってきました。
養成学校を通じて、社内外の人材を育てるコンテンツや運営力も蓄積されています。
長くお付き合いいただく顧客が増え、案件のテーマも広がっています。
マーケティングやセールスにも継続的に取り組めるようになってきました。
もちろん、仕組みがすべて完成したわけではありません。

それでも、品質を守りながら新しい仲間を迎え、育て、活躍してもらうための土台は、以前よりも大きく整ってきました。

だから、今です。

準備が完全に整うまで待つのではありません。整ってきた土台を使いながら、次の土台をつくる。
今こそ、慎重さを理由に立ち止まるのではなく、拡大へ踏み切る時期だと考えています。

日本企業が、自ら変われるように

ケンブリッジが会社を大きくしたいのは、大きなコンサルティング会社になりたいからではありません。
日本企業が、コンサルタントなしでは変われない状態から抜け出し、自ら変革を起こせるようにしたいからです。

日本中の企業に、変革をリードできる人を増やしたい。
難しいプロジェクトを、成功できるプロジェクトへ変えたい。
コンサルタントが答えを渡すのではなく、顧客と一緒に答えをつくりたい。
目の前の変革を成功させるだけでなく、次の変革を顧客自身で進められる状態を残したい。

これを本気で実現するには、今の人数では足りません。
ケンブリッジが目指しているのは、会社だけの成長ではありません。
顧客の「変わる力」を引き出し、その力を日本中に広げていくことです。

その挑戦に、力を貸してほしいと思っています。
まだ完成していない会社だからこそ、自分たちでつくる余地があります。
これまでのケンブリッジが大切にしてきたものを受け継ぎながら、次の10年に必要な会社へ変えていく仕事があります。

顧客の変革だけでなく、ケンブリッジ自身の変革にも参加してみたい。
そう思っていただけた方は、ぜひ一度、ケンブリッジの採用に来てください。

では、ケンブリッジに入社したら、どんな環境で仕事をすることになるのか?
次回はこれについて書きます。

HP:https://www.ctp.co.jp/strong_point/
YouTube:https://www.youtube.com/c/ctpchannel
ーー

次回の記事は「第四回 ケンブリッジが目指す姿~社員を迷わせない環境を~」です。

Comment(0)