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ジョブズのマーケティングリサーチとは?

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多くのブログ記事でジョブズの手法「マーケティングリサーチをしない」
ことについて話題になっているようだ。
しかし、それはジョブズの消費者を見る目や先を見通す力が
あってこそのことであって、多くの人が出来ることではない。

リサーチをしないことが良いと言う人は、明らかに間違いを犯している。
リサーチで聞いたことをそのまま商品にしても売れるわけがないという。
だから、リサーチなんかしても意味がない。自分の目で見て感じ取ること
の方が大切だという。それは当たり前のことだ。なぜなら、消費者は、
消費することには責任があっても製品・サービスを生み出すことには
責任を持たないからだ。消費者に商品開発をゆだねることなど怠慢以外の
何者でもない。

リサーチとは何か?それは消費者の言葉や態度からその裏側にあるもの
その言葉・その態度という行為をさせた原因は何なのかを探す行為のことを
リサーチと言うのではないだろうか。単純にリサーチしても意味がないと
いうのは、あまりにもリサーチを知らな過ぎるし、活用することが出来て
いない。

スティーブジョブズは、リサーチはいらないという。消費者がすでに求めて
いることを満たしても意味はない。その先を行くべきだと。

『消費者に、何が欲しいかを聞いてそれを与えるだけではいけない。
 完成するころには、彼らは新しいものを欲しがるだろう。』

しかしこれは、まさしくマーケティングリサーチではないだろうか。
ジョブズは、消費者の言葉や態度をそのまま真に受けるのではなく、
その先にあるものを求めている。この場合、その先にあるものとは、
マーケティングリサーチの際の消費者の声に限らず、消費者が日常で発する
言葉や行為を生み出した要因や原因。つまり、消費者が気付いていない何か
のことではないだろうか。その何かを知ることで消費者が今何を欲しいと感じ
次にどんなものを欲しいと感じるようになるのかということを知ることが出来る。

ジョブズは、この能力に長けていた。誰もまねできないほどに。
もし、あなた自身がジョブズのように世の中の人々が気付いていない
ニーズを見つけ出すことが出来るというのであればそうすればよい。
しかし、そんなことが出来る人はそういない。だから、結局はリサーチを
正しく行うことに努力するのである。その中で、新しい何かに気付いたりする
だけのことだ。




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