さくら、4980円で2年分(注1)のSIM込でIoTのLTEモジュールを無料で容量無制限サーバ付(注2)でやるってよ。
噂のさくらのIoTβがついにでました。SIM入りで4980円だし、10台買っても5万円だし、条件付きでサーバ代も容量無制限で無料だし、破壊的なポジションできたよ。
しかも、いろいろ制限はあるけどハンドシェイクもドライバもATコマンドもなくUARTを叩くだけでLTEでデータ送受信ができるので、開発工数はだいぶ削減できる。サーバも用意しなくても良い。使い所が限定されるがすばらしい。ただし、LTEの送信先はさくらインターネット限定。あとは、BluemixのNode-REDなりAWS IoTにデータ飛ばして好きにしろ。私も好きにした、という仕様だ。
データ量が小さくて、消費電力が厳しいハードウェアで、開発費が厳しいときは、もうこれしか無いんじゃないかというモノが出たと思います。
ちなみに4980円なのは期間限定で通常は1万円程度。公式販売サイトが、なぜか、Baseなのが小笠原さんらしい。
エンジニアなやつは、妄想する前に、公式のSlideShareとGithubに上がっているドキュメントをさっさと読みやがれ。時間があれば書きたいことは山ほどあるが、できることとできないことがたくさんある。
githubはここだ。
https://github.com/sakura-internet/SakuraIoTAlphaDocs/blob/master/README.md
あと、送信時のJSONとか書いているから読め。だいじ!!!!これをUARTで送るだけだ。なんか小さいデータに特化している感じはあるね。
https://github.com/sakura-internet/SakuraIoTAlphaDocs/blob/master/module/program.md
あれも無料、これも無料と書いているが、いろいろ制限がある。ただ、追加料金も4万アクセスで100円なのでAWSのようにパケ死することはない。
デモでは、パラグライダーの位置情報を送信したり、医療機関で心拍情報をモニタリングしたりなど、現実的な事例を出していました。
なので、普通に営業して、「駐車場の空きを教えてくれるシステム」で1店舗10万/月とか課金したり、飲食店の混雑状況をモニタリングできるシステムを納品したりとか、ビジネスモデルは思いつくと思う。
ただ、送れるデータの帯域について、一切書いてないのが、よくわかんない。ベータ版だし、
(注1)上記にSIM2年分と書いているが、1分間に一度16chアクセスしたら2年分という意味らしい。たぶん、1ch=64bit=8byteという意味だと思う。数値だとIntの32bitでも64bitで1ch。byteは一度に8byteまでで、それ以上は分割しないといかんかも。
つまり、隣のおねいちゃんを盗撮するためにリアルタイムで動画で監視するというシステムは難しいが、隣のおねいちゃんの家に何人の男性が来たかOpenCvで人数をカウントしてInt32bitで送るのは可能だ。unsingned Int 32bitなので42億人までカウントできるので、多少の浮気性の方をターゲットにしても大丈夫だ。ストーカーバンザイ。
(注2)データも無料ってかいているけど、スライドのとおりだ。公開設定によっては有料だ。値段はよくわかんない。
ただ、まぁ、リアルなモノを触ってないのでわからんことも多いです。がんばろう。安くて、すごいけど、クセがあるけど、うまく使うともうかりそうです。