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クリスピー・クリーム・ドーナッツに想う

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昨日、仕事で新宿に行った際、クリスピー・クリーム・ドーナッツの前を通り驚きました。暑がりの不肖Ericは、ひーーひーー言いながら目的地に向かっていましたが、店の前は黒山の人盛り、さらにタイムズスクエアに渡る橋にまで行列は続いていました。さすがクリスピー・クリーム・ドーナッツ!シアトルの友人からクリスピー・クリーム・ドーナッツの新店舗に行列が出来ていて彼女も並んで買ったという話を聞いていたので心の準備は出来ていたのですが、さすがにここまで並んでいると、、、、、マーケティングの妙だなと感心しました。

ご存知クリスピー・クリーム・ドーナッツは、1937年創業。米国を中心に400店舗を展開しています。日本では、ロッテ70% リヴァンプ30%出資でクリスピー・クリーム・ドーナッツ・ジャパン設立し運営。5年以内50店舗、売上100億を目指しています。リヴァンプと言えば、直近、バーガーキングも仕掛けていますので、お馴染みですね。行列しかけ人?

肝心のドーナッツですが、クリスピー・クリーム・ドーナッツといえば、1937年の創業時から愛されている”オリジナル・グレーズド”。表面はしっかりとした砂糖でコーティングされパリンとした食感に、中はとろけるようなふんわりとした食感、、、。この2つの食感の出会い、、、溜息が出てしまいます、、、そして、この奇跡を味わう為には、なんと言っても”出来たてをすぐ食べること”です。くれぐれも並ぶのはいいのですが、時間が経ってから食べないように。最低でも、1個はその場でパクっといくとクリスピーの人気の秘密を体感できると思います。

ドーナッツというと最近はクリスピーで話題独占という感じですが、実は、少し混雑が減った人気店があります。そう、”ドーナッツプラント”です。自由が丘に店舗を構えるドーナッツプラントは、マンハッタンの著名人ご用達の人気ドーナッツ。1994年、マンハッタンに創業し高級デリショップ中心に約40店舗展開しています。卵を使用していないパン生地を応用したベーカリードーナッツのが特徴。しっとりとした食感を楽しむドーナッツです。果実ソースとの相性がこれまた絶品ですので、他の店にはない味なので、一度ファンになると病みつきになるはずです。

そして、子持ちパパとして一番多用しているのは、なんと言っても”ミスド”ことミスタードーナッツ。日本人向けの甘さを控えた味や商品のバリエーションの広さ、そして飽きさせない景品のバリエーションは、さすが日本のドーナッツ産業を支える王者です。不肖Ericも近所のミスドのポンデダブルショコラはお気に入りの一つ。地元の店舗は、小さい子供連れでも入れる気軽さも人気の秘訣かもしれません。

ところで、ミスタードーナッツの起源はWilliam Rosenbergが1948年に創業したダンキンドーナッツにさかのぼるのをご存知ですか?Williamの経営のパートナーであったHurry(親戚)が経営的な意見の対立から分離、独立しミスタードーナッツを創業(1955年)しているのです。しかし本家のミスタードーナッツは、1990年にダンキンドーナッツに買収され現在アメリカにはミスタードーナッツは存在しません。逆に日本ではディー・アンド・シーが運営するダンキンドーナッツが1998年に事業撤退している為、本家とは逆にミスタードーナッツのみが存在しているのが面白いですね。ちなみにミスタードーナッツの日本での運営会社は、強力なフランチャイズ戦略のパイオニアであるダスキンです。売上1273億円、国内約1300店舗、海外1400店舗という圧倒的な支持を得ています。

クリスピーの進出は個人的に是非、成功してもらいたいですね。ドーナッツ選びのバリエーションが増える事はいいことです。↑でご紹介した様に、それぞれ違った持ち味を持っていますので、気分や、シチュエーション毎に選択するのが通でしょう。正直、いつもクリスピーってのは飽きます、、、、。今後は、クリスピーが日本に定着する為のアイデアをリヴァンプに期待します。ミスド以外のドーナッツが定着す事は、次の美味しいドーナッツの日本進出のチャンスにもなりますから。

さ、今日はどこのドーナッツにしようかな~♪(また、太るよ、、、、)

Eric

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