ネイチャー・センス展@森美術館
森美術館で開催しているネイチャー・センス展に行った。一定条件の下で撮影OKだったので、喜々として写真を撮らせてもらった。こういう展示、いいよね。
まず最初に目に入ったのは吉岡徳仁氏作品「スノー」。巨大な空間に大量の羽毛を扇風機で巻き上げる。舞い上がる雪を見ているような感覚。
次に氷でできたような長いオブジェ。同じく吉岡氏作品で「ウォーター・フォール」。
氷のようだけど、光学ガラスでできている。これを見る時はぜひ断面から向こうをみてほしい。数メートル先の向こうが透けて見える。すごいよね。
その後、篠田太郎氏の作品へ。3面の映像を見たら、明るい方向へ進む前に「順路」と書かれたところへ向かうように。周囲が暗いので気付きにくいが、ここには「忘却の模型」がある。ちょっと血のようでこわいかも。
同じく篠田氏作品「銀河」がある。日本庭園で自然が描かれているように、ここでは水面に星空を描いているような感じ。ある瞬間、同時に水滴が落ちる。それが星空のようなのだ。一瞬でよく分からないが、撮った写真を見てみたら、なんかこれ、北斗七星みたいじゃない?なお、水滴が落ちた瞬間を撮りたいなら耳を澄まそう。天井からカチッと音がしたら、ちょっとの間を置いて水滴が落ちてくる。
個人的にすごく楽しかったのが栗林隆氏「ヴァルト・アウス・ヴァルト(林による林)」。最初は天井が低くて何だろうと思ったが、厚い和紙で作られた空間で、ところどころに穴が空いている。そこから顔を出すと銀世界の森のような景色が見える。向こうの穴からスマートフォンを出している手が見えるでしょ。
なんだか雪山にいる小動物になったような感覚。ひょっこり雪の中から頭を出すような。こんな感じで頭を出す。
ほかにもあるので、ぜひ自分の目で見て楽しんでほしい。
なお、作品を撮影した写真のブログ掲載にあたってはクリエイティブ・コモンズライセンスの下で許諾されている。今回の投稿にあるすべての写真は「表示 - 非営利 - 改変禁止 2.1 日本 」ライセンスでライセンスされている。