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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

メディア芸術祭だ、Oups!

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 今日は国立新美術館に行った。観たのは加山又造展とメディア芸術祭。どちらも面白かった。

 まずは新聞屋さんからチケットをもらえた加山又造展から。これはこれでカッコイイ!と思った(同じ姓だが縁はないらしい)。

 それよりもメディア芸術祭である。すごい混雑。前評判からアート部門で大賞となった「Oups!」を体験してみたかった。混雑だからダメかな・・・と思いきや、できた。その場にいた方々、お目汚しですみません(汗)。ついはしゃいで楽しんでしまった。

 この作品はスクリーンに向かう人間に何かの画像を加えて表示するもの。最初は顔の上と胴の周りにエビかカニっぽいのがついた。

メディア芸術祭

 #ああっ。準備運動をしないからちゃんと足が上がってないし。。。orz

 その後でジャンプしたせいなのか、トンボの羽がついた。そのまま本当に飛べたらいいのに(笑)

メディア芸術祭

 羽の次はカマキリの顔がついた。この羽はカマキリの羽だったのか?ん?トンボか。

メディア芸術祭

 わーい、わーい(笑)。

 後から思うに、基本的には顔や胴を狙って合成しているようなので、人間の位置や部位を認識しているようだ。人間が動くと画像もついてくるので、ちゃんと映像を認識してリアルタイムで合成処理しているのだろう。それはそれですごいよね。

 ほかにもいろいろとあり、面白かった。普段から現代アートも含めて展覧会にはよく足を運んでいるつもりだが、観衆がこれほどまでに熱中している展覧会は珍しいと思う。普通、美術展というと、分かったような分からないような、または作品を崇拝しながらというか、観衆にとって作品とは遠い存在であることが多い気がする。だがメディア芸術祭では多くの観衆は作品に親しみを持っていて、作品との距離がすごく近いと感じた。とても珍しいことだと思う。

 メディア芸術祭は作品だけではなく、観衆の熱中ぶりにも驚かされた展覧会だった。

 (筆者みたいなレベルではなく、ダンスが本当にうまい人がこの前で踊ったらどうなるだろう。そういうの、見てみたいなあ)

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