オルタナティブ・ブログ > C'est la vie >

デジタルとアナログの間を行ったり来たり

メタマメの効果

»

 少し前になるが、山口陽平さんの「本当に大切なALT属性は目に見えないんだよ」にて「ALTマメ」と言っていただいた。気づいていただけて恐縮です。

 一応、ここのところ画像を貼り付ける時にはALT属性をつけるようにしている。とはいっても最近の習慣なので、さかのぼればファイル名そのままというものがごろごろしていると思う。

 なぜALT属性をつけるようにしているかというと、ネットがブロードではなかった時代にブラウザで画像を非表示に設定したり、画像が表示されるまで待っていた時の記憶があるからかもしれない。読者の立場と作者の立場の両方で。あとアクセシビリティへの配慮というのも頭の片隅に少し。

xfyでALT属性を記入するところ  ただブロガーだとALT属性まで配慮する機会はあまりないような気がする。それ以前にALT属性をどこに記入するか知らない人の方が多いのではないか。実際、ブログでALT属性を記入するならページをHTMLソースで開き、alt="・・・" となっている部分を見つけてデフォルトで記入されているファイル名を書き換えなくてはならない。けっこうチマチマ感がある(ちなみにxfyだと「代用文字列」という記入欄がある)。

 今のところブロードな環境で使っている分にはそうしたメタデータをマメに記入する必要性を感じる機会は少ないが、今後はどうだろうかと思う。資料にマメにラベルを貼るくらいの感覚だが、その資料の性質次第ではその効果がでてくることもあるかもしれないなんて思っている。

 特に仕事の資料がそうだ。ALT属性から飛躍するが、オフィス文書にもALT属性に近い働きをするデータがある。Wordなら文書のタイトルや作成者というような項目だ。何もしなければ冒頭の文字列やパソコンに登録したデータになっていたりする。現時点ではそうしたデータが社内の資料検索でどのくらい有効に働いているか実感がわかないが、こうしたデータを有効活用できるようになるとマメに記入する必要性が生まれ、習慣も変わってくるのかも。最近作成された文書だと思いきや、意外と作成者欄に退職者や他社の人間の名前があってギョッとするようなこともあったりして(今でもたまにあるけど)。

 たんにマメな性格なのかもしれないが、人に見せたり渡したりするものはできるだけマメにメタデータを記入しておかないとと思っている。

Comment(2)