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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

喪中欠礼を出すべきか

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 宛名ソフトを使うようになっていらい、相手別に差出人名や絵柄を柔軟に変えて出すことが可能になったが、今年はそのメリットを最大限に活かせそうだ。

 先月、母方の祖父が他界した。そして筆者は(一応)既婚。さて喪中ハガキはどうすべきか、改めて考えた。なお数年前に父方の祖母が亡くなった時は大みそか(!)に訃報が入ったため、年賀状は投函ずみで喪中かどうかは考えずにすんでしまった。だが今年はどうか。

 冠婚葬祭のマナーを解説するサイトやQ&Aサイトをいろいろと見てみると、喪中とする近親者の範囲は一概には言えず、相手との関係や差出人の偲ぶ気持ち次第のようだ。ただ一般論として喪中とするのは自分を中心とした1親等または同居する家族で、筆者のように同居していない祖父となると欠礼を出す必要はないと判断してもよさそうだ。ここで問題は完結してしまうのだが、いろんな解説を見て勉強になった。

 まず年賀状欠礼を出す相手は「普段年賀状を交換している人全員」、相手が年賀状を用意する前ということで遅くとも12月初めまでに出すようにとある。ただ親兄弟や常に交流のある親族には出さないことが多いともある。欠礼状を出さなくても、死去を伝えることもないということだろう。だが「普段年賀状を交換している人全員」に喪中か通常通りか判で押したように同じにすることもないと思う。故人や差出人との関係を考慮して、分けてもいいと思うのだ。

 あと中には「喪中は家を単位とするものだから姓で判断する」という指針もあるようだ。この指針からすると、改姓した既婚女性は実家に不幸があっても家が違うので喪中にしてはならず、どうしても喪中ハガキを出したいなら「(離婚して)旧姓で出すように」となるらしい(参考>同居していない妻の祖父の喪中に関して)。さすがに喪中ハガキをだすために離婚して…というのはどうかと思うが、そういう意見を持つ人もいるということは認識しておこうと思う。

 結論としては、一応、同居していない祖父なので喪中欠礼を出すケースにあたらないと判断できるものの、2親等とは何もかも通常通りというほど遠くもないという気がする。それで喪中欠礼は出さないが、実家側の親せきには寒中見舞いにしようと思う。ただし差出人名は例年と違い(例年は親せき宛の年賀状は「夫の氏名・妻の名」という形で連名に)、今年は妻のみ「生来の氏名」にしようと思う。ただしかっこ付きで夫の氏も足す。これが自分自身で義理と礼儀を欠くことのない妥当かつ納得できる方法に思える。

 あと夫側の親せきには通常通り連名で、友達やビジネスの相手には通常通り個人名で、ただし派手な絵柄はひかえて寒中見舞いっぽい絵柄にしようと思う。年賀ハガキを買う枚数も注意して計算しておかないと。

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