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デジタルとアナログの間を行ったり来たり

XMLDBエンジニアはスキーマレス

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 ここのところXMLな日々を送っている。平野さんも言及しているが、XPath 2.0、XSLT 2.0、XQuery 1.0がいっせいに勧告になった。

 2.0という表現は今風だが、XPathとXSLTの1.0が勧告になったのは1999年だし、2.0の準備は2003年から始まっているので「ようやく」という感じだ。それに昨年11月には勧告案になり、W3C慶應ホスト10周年イベントの時に「予定では1月下旬には」と聞いていたので、そろそろだと予想はしていたが、個人的にはタイミングが絶妙すぎた。。orz まあそれはさておき。

 XQueryの勧告でXMLデータベースが勢いづくとか、XPathとXSLTの2.0勧告で現場にどれだけインパクトがあるかという話をXMLな方々としながら・・・ますます勉強しないとと改めて感じた。

 ところで、XMLデータベース事例紹介セミナーの余談で面白い話があった。長年XMLデータベース製品にかかわってきた人が「今ではXMLデータベースにハマるエンジニアのタイプが分かるようになりました」とのこと。その特性を挙げると、

□業務への真摯な情熱(負けず嫌い)
□現状への問題意識(常に現状に不満足)
□チャレンジブル(新しいもの好き)
□リーダーシップ(妥協できない)
□ビジョンを追う(思い入れの強さ)
□構造的思考(性格は割とアバウト)
□現場志向(在野志向)

 ・・・だそうだ。別の言い方をすると「型にはまらない」タイプだそうで、XMLで言えばスキーマレスということか。うーん、まさにXMLデータベースだ(笑)。これが多く当てはまる人は、今年が何かの転機になるかも?

 XMLDBはRDBに比べると現場志向だそうで、現場に裁量が委ねられる好景気には繁栄する傾向があるそうだ。それならばXQuery勧告の後押しもあるので、今年はいよいよXMLデータベースが活気づくだろうか・・・とひそかに期待している。

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