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日本を環境立国にするために、ITベンチャーを飛び出して起業しました。

課題×課題=ソリューション

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いま、日本の中山間地域では異常事態が起こっています。クマをはじめ、イノシシやシカ、サル、ハクビシンといった野生動物が人間の暮らすエリアまで入ってきて、農作物を食い荒らす、人に危害を与えるなどの被害が急増しています。


一方、都市部では昔ながらの商店街がどんどんシャッター通りへと変わり、街の活気が失われつつあります。隣人の顔さえ知らないことが当たり前となっており、地域のお年寄りや子どもたちの居場所が減っています。


この「中山間地域での獣害」「都市部でのコミュニティ不全」という2つの社会課題について、それらを組み合わせることによって上手く複合的に課題解決できないかを考えています。それも、悲壮感ただよう形ではなくて、多くの方々を巻き込めるような仕組みで。


ということで第一段として、エゾシカのBBQを東京下町の銭湯で開催することにしました。ご協力いただいたのは、エゾシカをはじめジビエ(野生動物の肉)料理を扱う株式会社クイージさんと、大田区蒲田で温泉露天風呂が楽しめる黒湯温泉第二日の出湯さんです。


<イベントご案内ページ>

裸で喰らうエゾシカBBQ/裸で知るエゾシカの秘密@蒲田の銭湯『日の出湯』

http://q-easy.jp/event/SentoDeEzodeer.html


なぜエゾシカBBQを銭湯で??あまりにも突飛すぎて理解に苦しむ方々がほとんどだと思います。でも、実はこの2つは密接につながっています。シカが棲む山の問題と、お風呂で我々が使う水の問題です。


いま、日本ではシカが増えすぎて困っている地域がほとんどです。東京の水がめ、奥多摩周辺でも増えすぎたシカによる食害のために、本来は雨水を貯めていた森林が禿げ山となり、土砂崩れが起こっています。


どうしてシカが増えたのか?といえば、オオカミなどの捕食獣の絶滅と人間による狩猟圧の減少、気候変動による高山帯への適応、そして人が山に入らなくなったことによる行動範囲の拡大といった原因が挙げられます。


日本では人間も里山の生態系の一部として、シカを狩猟して肉だけではなく皮や角も有効利用してきた歴史があります。そんな昔ながらの知恵を聞く機会も、大多数が都市に住むようになった我々の世代にはほとんど失われているのが現状です。


そこで、地域での世代間コミュニティを復活させる場所として、都内の銭湯に注目しました。ある程度広いスペースがあって、煙を出してもあまり怒られない、匂いがついたらお風呂で洗えばいい、、なんてBBQにうってつけな場所なのでしょう!もちろん、ペレットグリルストーブを使いますよ!


これまでも、銭湯で風呂掃除や薪による風呂焚き体験、銭湯での流しそうめんといったイベントを開催してきましたが、やっぱり銭湯は都市において人々が集まってワイワイする場所になると考えています。


だからこそ銭湯に集まって、不幸な状況になってしまっているシカを食べながら、日本において重大な自然環境の課題をみんなで考えていくきっかけとなれば、このイベントは成功だと思っています。



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