攻殻機動隊の「タチコマ 1/8サイズ」設計秘話~四脚歩行ロボット開発プロジェクトの裏側~
来月(2017年2月)より開催する「ITmedia Virtual EXPO」の講演の1つとして、「攻殻機動隊」の「タチコマ 1/8サイズ」の製品設計を担当したCerevoのプロダクトマネージャー 海田氏へのインタビュー撮影を先日してきました。
講演の詳細はこちら>> 「攻殻機動隊」の「タチコマ 1/8サイズ」設計秘話~四脚歩行ロボット開発プロジェクトの裏側~
ちなみに、私はこのEXPOの企画担当でもあるのですが、同時に「攻殻機動隊」の派生プロジェクトである「攻殻機動隊 REALIZE PROJECT」に個人的に協力している関係者でもある、ということを明示しておきます。もちろん、この講演内容が製造業のエンジニアにとって面白いであろうという理由から、Cerevoのエンジニアの方に講演を依頼したのですが、タチコマに対する個人的な思い(愛情)もあるという点は言っておかねばなりません。
さて、攻殻プロジェクトのメンバーでもあるとは言うものの、このタチコマの開発については進捗状況だけ時々聞くのみで、実際に動いて、そして喋る、というのを目の当たりにしたのはこの撮影の日が初めてでした。
まだ開発途中のものではありましたが、あのアニメの作中で見た可愛らしい動きや声、そして何より8分の1でも「造形」が忠実に再現されている様に感動を覚えました。
設計者の方がタチコマを見て一番に難点だと感じるのは、「重心バランスの悪さ」でしょう。また、その外観だけでなく、原作で愛されたキャラクターのデザインを実際に「製品」に落とし込むというのはとても大変であったと海田さんは語っていました。
開発中のタチコマとCerevo 海田氏
一方で、「こうしたキャラクターデザインだけでなく、製品のコンセプトデザインをプロダクトとして成立させる難しさは、どの設計プロセスでも同じです」とも仰っていました。
開発のスピード力が求められる昨今、Cerevoではオリジナリティーのある製品の開発を次々と実行しています。そうした開発現場にはどんな「秘密」があるのか、タチコマの製品開発プロセスを基に紹介していただきます。ぜひEXPOに登録して公開をお楽しみにお待ちください。