日本の工作機械メーカーに訪れるIoTの波 / JIMTOF2016
先日、東京ビッグサイトで開催されていた「第28回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2016)」に行ってまいりました。
2年に1度のペースで開催されているこの展示会。工作機械とそれに関連する製品や技術をテーマとしているのですが、会場となる東京ビッグサイトの東館と西館、そして新たに完成した東館の7、8ホールをすべて含めての展示開催ということで、まさに日本最大規模の展示会となっていました。
展示物としても大型の産業機器が持ち込まれており、その迫力に圧倒されます。2年に1度という開催自体が希少ということもあってか、各社が競い合って最新機器を展示し、展示ブースもさながら常設のショールームのような華麗さ、壮大さを演出しています。
特に大きな展示ブースを設けていたのが「DMG森精機」「ファナック」「オークマ」「ヤマザキマザック」。そして、この4社ともに共通していた注力テーマが「IoT」でした。
「DMG森精機は2016年9月に日本マイクロソフトと、IoTを活用したスマート工場実現に向けた技術提携を発表しました。またJIMTOF開幕前日には、ヤマザキマザックが同様にスマート工場実現に向けてシスコシステムズと提携することを発表しています。さらにオークマはGEと提携し、GEが展開するIoTプラットフォーム「PREDIX」を同社の工作機械に採用することを発表しました。
一方で既にこうしたIoT化の動きにいち早く積極的な取り組みを見せているのがファナックです――。(後略)」(FAメルマガ 編集後記)
▼IoT化へ雪崩を打つ工作機械、JIMTOFに見る2年の変化
こうした大きな流れを実感できるのが展示会のいいところでもあります。今回はIoT以外にも、金属3Dプリンタや最新の産業用ロボットも目白押しでした。
詳しくはMONOistの「JIMTOF 2016 特集」をご覧ください。