■パッケージのカストマイズっていいのだろうか?
■パッケージソフトのカストマイズ
Saas型やASP型と言っていいのでしょうか、様々なパッケージソフトがサービスとして注目されていますよね。昔からちょっと気になっていたのは、パッケージソフトのカストマイズってどうなのかなあっと思います。別に反対する訳ではないんですが、パッケージの良さはやはり、そのまますぐ活用する事です。しかし、各企業向けにカストマイズを入れてしまうケースが多く、結果パッケージの良さが無くなってしまうと思います。
■世の中に言われているパッケージソフトのメリット
・自社開発比べて開発期間も短く、価格も安い
・短期間で導入できる
・実績のある製品だと、品質が安定している
・変化に対応しやすい(業務の変化をパラメータで対応する等・・)
先ほども言いましたが多くの企業は、そのパッケージソフトに対して、ソースレベルのカストマイズしてしまっている事をよく見ます。今までの業務プロセスをパッケージに合わせようとがんばって見たけど、どうしてもできない部分が発生するからです。つまり、規格外品(コミックでガイバーってありましたね)にするって事だし、もう既にパッケージの良さが少し失われているんですよね。
■Notesのパッケージは設計公開が多い
ああ なんだ、ノーツのこんな事をアピールしたいんだと、気づいた人も多いでしょう。
Notesパッケージの多くは設計を公開しています。つまり、カストマイズが前提に近い製品が多いんです。呼び方を変えればパッケージよりはテンプレートと言った位置づけなんですよね。
先ずは、製品をそのまま導入して、あれこれ活用して見るんです。その後こっちも、あっちも色々と直したい意見が出るはずです。その辺をディスカッションDB等で意見(次期開発の仕様書となります。)を集めておいて、予算に合わせて、段階的にDBを改修する事ができる。まさにパッケージと自社開発の両面の良さを持っています。普通パッケージのカストマイズとなると、仕様を検討し、どの程度の工数か算出して、その後開発、導入となるので、導入に時間がかかります。仮運用も出来ないまま机上での設計となる為、現場で初めて、違うよと指摘されるリスクもあるんです。でも、Notesはそこが違うんですよ。別に情報システムの技術者でないと開発できないような難しい言語では無いので、是非現場でカストマイズや開発をやってみてください。残念なのは、開発にはドミノデザーナーって高額なライセンスが必要です。どうせ、あまり売れていないデザイナーなら、機能限定版のライトデザイナーを無償で出して欲しいです。DWAのライトモードやウルトラライトモードなんてあるんですから・・・
■結局
私が主張したいのは、パッケージの良さを引き出すのであれば、業務をパッケージに徹底して合わせる。それが無理であれば、パッケージに拘らないで自社開発も検討する事が大事だと思います。きっと違う!っと言う人が多いでしょう。でも自社で開発するって事は結構、今の世の中大事なんだと私は思います。自分の会社の業務を良くする為の知恵を絞るって大切だと思います。そして、Notesを使い続けているお客様はきっと、そんな文化が宿っているですよね。そうそう、ND8.5の最新をIBMさんの協力で私の会社のイベントで公開しますよ。なんとWebSpherePortalも出してみます。その他の製品との比較なども気になる方は是非お立ち寄りください。澤田さんと一緒セミナもします。今回は少し、IBMさんに牙をむけてみようかと思います。