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グループウェアを真剣に考える広場!

メールクライアントの文化の差!

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■Webメールの限界?

私の会社は今度メールクライアントソフトを統一する事になりました。今まで基本はポータルに実装されていたWEBメールが標準のメールでした。しかし個人の責任において、メールクライアントソフトを使う事は認められていたので、多くの社員はそれぞれ慣れたUIのOitlookExpress、秀丸メール、サンダーバード、Becky! Internet Mail、とかを使っていました。結局はWEBメールのUIには限界があったと思います。

■専用メールクライアントになる(MAPIアプリケーション)

製品名やバージョンは現時点では申せませんがMAPIアプリケーションで全社統一されます。そして、今まで許されていたSMTP,POP3のサービスは止められてしまいます。そうなるとノーツクライアントからExchangeサーバに対してメールを引き取ったり、送ったりできなくなります。遂に十数年慣れ親しんだノーツクライアントのメールと別れる事になります。(その他のメールクライアントソフトを使っていた人も同じ気持ちかと・・・)意を決してメールクライアントをインストールし、サーバに接続しました。私はデスクトップPCとノートPCの二台使っています。各々を設定し、メールやスケジューラを使って見ると、半日以上独り言で「XXができない!」「これは遅い」「なんでこんな事が出来ないんだ」っと、ぶつぶつ言ってしまいました。異文化に慣れるまでは日にちがかかりそうです。

■メールクライアント文化の差を感じる

ノーツクライアントで慣れた私にとって最初は「送信トレイ」って何?「なんで送信済みの文書と受信文書が一覧で見れないの?」(ノーツはすべての文書と言うフォルダーがあります。)それに個人スケジュールを見ながらメールを見る事がシームレスにできない等々UIの差に戸惑っています。メールクライアントのUIはもはや文化の差だと痛感しました。

■グループウェアの刷新について

エンドユーザが急にUIが変わったらどうなるのか?自ら貴重な体験を今回する事ができました。グループウェアが古くなったと言ってすぐに刷新しようと検討されるお客様が多くいらっしゃいます。しかし、文化として定着したUIを変える事はエンドユーザにとっては、かなりの負担となります。全員がすべて納得する製品も無いでしょう。しかも、どの製品も決定的に違う便利な機能を持っている事もありません。会社に新しい文化を定着させる気構えでグループウェアの刷新を考え普及させなければなりません。その覚悟がなければ「成功」はほど遠い物になります。

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