8月9日長崎原爆祈念日に青空文庫になった永井隆「この子を残して」をiPadのi文庫HDで読む
青空文庫の提唱・運営をされている富田倫生さんが、長崎原爆被爆者救済に命を捧げた永井隆博士の手記「この子を残して」を青空文庫にする校正作業をされているのを、富田さんのツイートで見守っていましたが、8月9日。長崎原爆祈念日当日についに公開されました。
青空文庫ビュワーですぐに読むためには新着情報に登録されていないといけないのですが、そこにはまだのようです。ですので、ビュワーで読むには若干の手作業が必要。iPad版青空文庫ビュワーの定番である「i文庫HD」で読む方法を書いておきますので、ぜひお試しください。
・図書カード:No.49192から、zip版「テキストファイル(ルビあり) 49192_ruby_39847.zip」をダウンロードする
・ダウンロードされると自動解凍される場合にはzipで再圧縮する
・iPadをiTunesに接続する
・Appタブを開いて、下にある「ファイル共有」から「iBunkoHD」を選択
・ファイルダイアログが現れる
・ダウンロードしたzipファイルをそこにドラッグ&ドロップ
・同期する
・iPadでi文庫HDを開く
・画面下部の「フォルダ」タブから、ダウンロードしたzipファイル「49192_ruby_39847.zip」を選ぶ
・「画像ファイル集として開く」「49192_ruby_39847.txt」のうち、「49192_ruby_39847.txt」を選ぶ
・情報ウィンドウが現れるので、まず「詳細設定」を選ぶ
・「表題の変更」を選び、タイトルと著者名をそれぞれ「この子を残して」「永井隆」と入力
・左下の「読む」ボタンをタップすると、i文庫HDの縦書きコンテンツとして読むことができる
入力された菅野朋子さん、校正を当日までがんばられた富田さん、本当にありがとうございます。
わたし自身は、永井博士が療養した如己堂に小学生のころ通い、本を読んでいたこともあり、永井博士の著書には親しんできたのですが、子どもを持ってから読むのはこれが初めてとなります。
この書をiPadで読みつつ、長崎原爆祈念式典を見て、11時2分の黙祷を捧げる予定です。
追記:2010年8月9日11時2分の廃墟時計です:
関連記事:
・原爆を指差した男に話を聞いた
・母親から「死んだ女の子」の話を聞いた
・廃墟時計が8時15分、11時2分を指していたら想像してほしい