iELECTRIBEとmonotronをつなげてみた
正確にはコルグの坂巻さんのところに遊びにいって、つなげてもらいました。持参したiPadにiELECTRIBE(App Storeへのリンク)を仕込んでいったのを、24日発売予定のKORG monotronに突っ込んで、フィルターをぎゅんぎゅんかけまくってます。
むちゃくちゃぶっとい音で、LFOスピードの最大値がMS-10/20よりもだいぶ速くて、MinimoogのOSC3使ったクロスモジュレーションみたいな音が出せる(らしい)。MS-10でのLFOスピード最大値は、実際に試したビデオがここに。ここの25秒あたりから。
iELECTRIBEとの相性はばつぐん。iELECTRIBEも真空管回路(Valve Force)が入ってるけど、それをmonotronのアナログシンセフィルターに通すとまた格別。
monotronの設計は「ノブは5つね」とざっくり仕様を決めて若いエンジニアに渡して、自由に作ってもらったらしい。コルグの中ではアナログシンセをやりたくて入った人たちと700SやMS-10/20を作った人たちが「共存」していて、今回の「アナログシンセ」をMade in Japanで復活させたというのは意義深いもの。
だから、アナログシンセはmonotronで終わるものではなくて、今後も発展していくようなので、とりあえずmonotronを買って、その先のアナログな未来に思いを馳せてみようじゃないですか。
自作系にとってmonotronの価格と性能はたいそうよさげなので、思い切って何個か買っていろいろと改造してみるといいかも。SX-150とは違ったフィルターが使えてより面白いのではないかと。SX-150はレゾナンスがオンとオフしかないのに対し、monotronはオリジナルのMS-10/20と比べても過激にフィルターがかかるらしい(むちゃくちゃ自己発振する)から、飛び道具として最適だと思いますよ。
今月末はmonotron、初音ミクAppendとおいしいものがたくさん届くので、ゴールデンウィーク中はどこにもでかけず自宅お楽しみ三昧ということになりそうでこわい。iPadもあるしね。