「iPhoneやめました」でちょっと考えた
12月1日配信のビジネス通信 誠[Vol.0098]に衝撃的なタイトルがついていました。「iPhoneやめました」というのです。え? 誰が? 誠のiPhoneアプリはどうするの? とさまざまな思いがうずまく中、読み進んでいくと、iPhoneやめるのは吉岡編集長。
週末、新しい携帯電話を買いました。今度の携帯は、カメラ機能充実、しかも防水 で歩数計も使えるというもの。今まではauのExilimケータイとiPhoneを2台持ちして いたのですが、仕事用と私用を1台にまとめようと思い、iPhoneを解約してドコモへM NPすることに。
理由については、メルマガに書かれているのですが、最大のものは、
iPhoneでできることは(基本的に)PCでもできるのです。私の場合、いつも ノートPCと通信カードを持ち歩いていることもあって、「携帯を1台しか使えないな らiPhoneじゃなくて普通の携帯のほうが便利だ」という結論に達したのでした。
というところ。PCを持ち歩くのやめたら?といいたいところですが、それが習慣化している人はしかたないですね。ぼくはもう完全に持ち歩かなくなったので、iPhoneがないと逆にダメ。これはわかります。PCをとるか、iPhoneをとるか、という選択肢がある場合には、そこで行う作業によりますよね。
もう1つありました。
iPhoneでは両手でないと文字が入力できない私の場合、歩きながらメールを打てな いため、入力するときは必ず立ち止まっていました。例えば急いで待ち合わせに向か っているとき。「あと5分で着くから、待ってて!」とメールを送るのに、急いでい るのに立ち止まってる暇はない。黙って急ぐか、電話をかけるかどちらかです。「普 通の携帯ならメールを打ちながら急いで歩くことができるのに」と不満に思っていま した。手が大きい人なら片手で入力できるのでしょうけれど……。
うちのカミサンも手が小さいため、iPhoneのサイズが大きすぎる点を指摘していました。これは、古くはPowerBookについても言われていたこと(PowerBook 2400の登場まで)。MacBookにしろ、Airにしろ、フルサイズのキーボードをそのままにしているだけあって、小さいサイズのiPhoneが出てくるとは考えにくいので、これも理解できます。
ただし、「あと5分で着くから、待ってて!」というメールを送るのは、iPhoneならばガラケーよりもすばやくできます。それは、「Time Mailer」というアプリを使うこと(App Storeへのリンク)。
115円のこのアプリは、定型文を6種類設定できる、メール送信オンリーのアプリで、宛先、件名、本文をあらかじめ設定、そこに、ダイヤル式で時間を入れられるようになっているので、あとはメールを送信するだけ。これなら歩きながらでも遅れますメールを送れますよね。お、シャレになってしまった。まあ、これは教えてあげるべきだったかな。いまさら遅いけど。
あとは、吉岡編集長は、iPhone 3Gだったんですね。iPhone 3GSならば彼女が気にしていたナビの精度やレスポンス、コンパスなどの問題がほぼ解決されているし、デジカメの性能もいいので、手放すことはなかったのかなあ、と。
Apple、ソフトバンクは、iPhone 3GユーザーがスムーズにiPhone 3GSに移行できるようなプランを考えておくべきではないかと思った次第です。
追記:吉岡編集長の記事が掲載されたので、そちらをよくお読みください:
・iPhoneやめました