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セカイカメラ前夜祭で出てきた単機能ARアプリたち

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 ロエベによる導入が始まり、現在AppleによりiPhoneアプリレビュー中だというセカイカメラ。機能的にもインフラ的にも現時点でこれを超えるものはないと思うのですが、その登場を前に本日、3種類の「AR」アプリが登場しました。

 まずは、「歩きながらTwitter」しても安全?な拡張現実Twitterアプリ「Tweet 'n Walk Pro」(App Storeへのリンク)。

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 カメラのライブビューとTwitterのタイムラインをオーバーレイさせるiPhoneアプリ。ただそれだけなんですけど、「これがあればTwitterしながら歩いてもぶつからずにすみます」だそうです。

 でも実際には危ないと思います。この行為。電柱、人、自転車、道路は危険でいっぱいです。ちなみにこの会社Phase2 Mediaは、同じようなアプリのメール版「Email 'n Walk」もリリースしています。くれぐれもご注意を。

 これも拡張現実アプリの1つでしょうか……。価格は115円。Twitterアプリとしては、基本的なものはそろっている感じです。シングルアカウントのみですが、まあ安いですし、あってもいいのではないでしょうか。

 ただ、ライブビューでありながら、写真を撮ってポストできないのはなあ。

 次に、acrossairのPhotosAR。写真をカメラのライブビューにオーバーレイさせる、ただそれだけのアプリなんですが、自分で撮影することはできません。GPSタグとひもづけられた写真が、その方向に配置されるようになっています。メモリをたくさん要求するようで、なかなかうまく起動できません。iPhoneを再起動するなどして、メモリを開放してから立ち上げるようにしましょう。

 ただ見るだけで230円というのはちょっと高いのではないかと。セカイカメラが出てきたらまっさきに駆逐されるアプリですね(App Storeへのリンク)。

 同じくacrossairのNearestWikiは、同じ発想のアプリで、最寄りのWikipedia項目を空間に配置するというもの。これも230円(App Storeへのリンク)。たくさんの項目数と地理情報が存在するものの1つがWikipediaというところに目をつけたのはえらいですね。

 acrossairはもう1つ、Tokyo Nearest Subwayというアプリもリリースしています(App Storeへのリンク)。これも同じ230円。これは同社のアプリの中では最も便利。最寄りの地下鉄駅をAR表示してくれます。遠くの駅まで表示してくれるため、東京メトロよりも実用性はある感じ。迷ったときにはこのアプリを取り出して、その距離と方向を確認しながら歩くと行き着くことができそうです。日本語表示もされています。

 acrossairは現時点で10個もの単機能ARアプリを出しています。まあ、Nearest Subwayでパリとかニューヨークとかあるので、若干水増し気味ではありますが。短期間にかせぐモデルでしょうか。

 セカイカメラがカバーできない、おもしろさのあるARアプリ、まだこれから出てきそうですね。ARToolkitなどの登場も期待したいです。

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