Twitterというタイムマシン
Twitterのポストは時系列に流れてきて、それをわれわれはアクセスするタイミングでまとめ読みしている。それが1分間隔だったり5分間隔だったり、Webでリロードしてみるときはまったくの不定期だったり。
Twitterでは自分がフォローしているアカウントによるポストの流れをタイムラインと読んでいるわけだけど、これは本当にタイムマシン的。種々雑多な情報が新しいものから時系列に並んでいて、読むたびに、過去をちょっとずつ遡っていく感覚。
ちょっとだけ過去にさかのぼるようなイメージ。タイムリープはできるけど、その能力は限定されてる。さかのぼれる時間が、800ポストまで。時間帯によるけど、1000近くをフォローしているわたしの場合は昼間でおよそ1時間。夜中で4時間くらい。そこまではWebインタフェースでもクライアントアプリでも遡行できる。
タイムラインを戻って、その間に起こったできごとを把握するにはそれなりの時間がかかるわけだが、なれれば短縮できる。最低限ならば自分にとって重要なグループに分類しているフォローと、自分に対するリプライやRT、DMなどだけ読んでおくとか。いまは慣れたので1000くらいのポストなら10〜20分というところだろうか。
タイムラインは常に流れているけど、一定の速度というわけではないし、フォローする数、ポストの質、量によってかみくだいていくスピードも変わってくる。そのために必要なツールも違ってくるわけだ。
Twitterのポストを見ていると、末尾に「XX分前」とか「X時間前」とか表示されている。常に現在の時間との差を意識させられる。常にTwitterクライアントを立ち上げていると、いつも過去と対話しているような気になる。
過去への小ジャンプを繰り返しつつ、現在時間で仕事や遊びをこなし、また過去に小ジャンプしてタイムラインを読み返す。そんなことが日常になりつつある。
ハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンが自動車事故で死亡したという「デマ・ワトソン騒動」も、わたしがタイムラインを離れていたわずか30分の間に起きた。
ブログ書くためにTLから離れていたわずか30分でハーマイオニーが死んで、よみがえってた。いや、そもそも死んでなかった。そのかわりデマ・ワトソンという新キャラが登場してた
と、それすらネタにしていたわけだが。
これもタイムラインをさかのぼりながらどこで話題が発生し、どのあたりで検証が行われたのかを確認しつつ、「デマ・ワトソン」というネーミングの発生も見届けることができたのだ。
みなそれぞれ違うタイムラインを生きている。みんなが過去への小ジャンプを繰り返しているのはちょっとSF的だ。自分のタイムラインを800ポストだけ遡ることができて、その場を目撃するだけのタイムトラベラーとかどうだろう。タイムツイッター。
と、こんな雑文を書いている間にもタイムラインは何十分か進んでしまった。さて、67ポスト分を遡って見てくるか。
ちなみにわたしのTwitterアカウントは、mazzoです。ITmediaトップページ用のTwitterアカウントtopitmediaにも書き込んでいます。