オルタナティブ・ブログ > CloseBox & OpenPod >

Mac、iPhone、iPod、歌声合成、DTM、楽器、各種ガジェット、メディアなどの情報・雑感などなど

「初音ミクの憤慨」でTBSが謝罪していなかった件

»

 Google画像検索が復活してよかったですね、という話ですが、CNETのクリプトン・フェューチャー・メディア伊藤社長インタビューは、おもしろかったです。特に、MEIKOが既に4000本を売っていたという事実。初音ミクの1万5000本はすごいけど、VOCALOIDの前バージョンだから声がケロケロしているMEIKOですらこれだけの数が売れていたということは、既に初音ミクへの助走は始まっていたわけですね。

 とまあ、タイミングよくインタビューがとれてぼくらもそれなりに参考になってよかったわけですが、その記事の初版ではTBSの謝罪があったとされていました。「あれ、そんな事実あったっけ」と思いつつどこかに検証がでるだろうなとほうっておいたら、後でそのような事実はなかったとの訂正が。さらにTBSに求めた追加コメントが、「謝罪のコメントを出す予定はない。具体的にどの辺が問題なのか指摘してもらいたい」というものだったということで、(一部の)テレビ業界の現状認識しなさ加減が明白になったわけであります。

 反発くらうということすら考えていないTBS広報の手腕に涙。

 ただ、初音ミクに関しては、こういう何も分かっていない人たちにアピールする方法もあるんじゃないかと思いました。それは、

初音ミクは2カ月もしない間に3けたのオリジナル曲、おそらく4けたに達するカバー曲を歌った「歌声」である

 これは、ギネスブックものでしょ?

 わからない人たちにはわからないなりのアピールが必要であると思います。

 既に初音ミクは世界最大の歌手なんですよ。それに、頼めば歌ってくれるんです。頼み方はそんなに難しくない。ぼくにもできる。

Comment(5)

コメント

wms

まぁ、もっとヒドイことを数限りなくやっていそうなので、あの程度の「演出」でいちいち謝罪はできないということなんでしょうねぇ…。

koya

まあ、それは分かるんですけどね。そういう番組だから。でも、「指摘してもらいたい」だと、「指摘運動」が起きちゃう危険性ってのは考えなかったのかなあ。もう起こしているつもりの人たちにケンカ売っているコトバだよなあ、と。

おおた

しかしこの一件、番組で取り上げられたのが「セカンドライフ」だったら、ここまでのことになっていたかなぁ、とちょっと思います。
 誰だって自分が好きな物が馬鹿にされたら悔しい。しかし全く未知で興味もわかないものを、でも仕事上で仕方なくおそらく短期間でまとめなければいけない(それも別のテーマを毎週毎週)という環境下で、『真摯な』取材ができたかどうか。ルーチンワークで仕事を完遂するという「成果」を求めるなら、アキヒトさんのコメントにもある「視聴者が求めている内容を提供」という方向に安易に乗っかってしまうのも…あんまり理解したくも認めたくもないですけどね(苦笑)。
 TBSの対応を不誠実だと怒るのもいい。そりゃ当然の権利です。ただその怒りが「自分の趣味を汚されたから」だけでは、不毛な応酬に終わってしまうように思います。
>既に初音ミクは世界最大の歌手なんですよ
 「初音ミク」を『人格』として捉えるか、単に使用ユーザー数の多い『道具』としてみるかでこの辺の意見は分かれそうですね。使い込んだ道具に魂が宿ることだってあるでしょうけど(笑)。
 ただ、私が内心危惧していた「初音ミク初音ミクと連呼されすぎることで、初音ミクがキャラとして立ちすぎ始めている」ことが現実に起きつつあるようです。既に同人CDでは『ボーカルが「初音ミク」である』音楽CDが出始めているようですし…(確かこれはライセンス違反だったはず)。「VOCALOIDというシステムが自分の代わりに歌ってくれる」のではなく「初音ミクという歌手に歌ってもらう」方向に認識されているのは、はたしてこれで良かったのだろうかと…?
 『初音ミク』という「一個人」に熱中しているのであれば、それは単に個人名を『松田聖子』なり『AKB48』に置き換えても成立する単なる「アイドルファン」であり、「熱狂的アイドルファン(特に男性)」というものを世間がどう見てるかと考えれば…結局のところはあの一件に行き着いてしまうのではないでしょうか。『初音ミク個人』ではなく『VOCALOID』としての凄さなり可能性を発信していく必要もあるのではないかと思います。
 ちょっともやもやした状態なので、文章がうまくまとまらず申し訳ないです。

koya

おおたさん、コメントありがとうございます。ひたすらネタを消費していくだけの番組はあれで仕方ないだろうけど、広報体制として、火に油を注ぐ発言はどうなのかな、と思うだけです。
「人格」問題については、それもあるので、ここでは歌声「初音ミク」としたのですが、歌手として扱うとすれば、著作者であるクリプトンと音素元の藤田咲さんの許諾が必要になるのだと思います。著作権については、この歌声をシンセとしてとるか歌声としてとるかで、「替え歌」が成立するのかどうかという問題が提起される気がするのです。
とはいえ、歌手として成立していったほうがより面白い展開になるとは思います。

れい

きもすぎる

コメントを投稿する