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「iPodより優れたユーザーインタフェース」のスピーカーシステム:George

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 人名を製品に付ける、というのはありそうでいて、決して多くはありません。成功したものよりも、失敗したもののほうが多いのではないでしょうか? Lisaしかり、BoBしかり。でも、この“George”はいけそうな気がするのです。

 Chestnut Hills Soundという会社が作った“George”は、549ドルという高価なiPod用のスピーカーシステムですが、秀逸なのはそのリモコンです。

 これまで、iPodのクリックホイールインタフェースの一部だけでも再現しようとしたメーカーはあったかもしれませんが、それを「超えよう」と思った会社はなかったのではないでしょうか?

 Georgeは、iPodドック部分をスピーカーシステムの上部に置く、という、この種の製品ではコンサバティブなデザインですが、その前面のコントローラー部分がすぽっと取り外せるようになっています。

 モノクロでありながら、比較的大きなディスプレイ。その下には8個のカスタマイズボタンがあり、下部には左右にそれぞれ2個のボタンと、それに挟まれて円形のノブ型ボタンがあります。

 このノブ型ボタンは中央をクリックすることができ、クリックホイールに近い操作性を持ちますが、ひょっとしたらそれ以上に使いやすいかもしれません。

 さらに、この「リモコン専用」の充電ドックもオプション(50ドル)で用意されているのです。

 実際の操作性は、Flashビデオによるデモを見たほうがいいでしょう。

 この製品、ただものではないと思っていたら、βテスターにはローリング・ストーンズのキーボードプレーヤーとして知られるチャック・リーベルが参加しており、アドバイザリーボードにも席を置いているんですね。Macworld ExpoのChestnut Hills Soundのブースではデモもしてくれるそうです。うらやましい!

 この製品にはほかにも特徴があって、BANDLESSなAM/FMチューナーがあるのです。たしかにAMとFMをバンドによって分けるというのはユーザーにとって無意味ですよね。ノブを回すだけで、AMもFMも関係なく、ラジオ局をスイッチすることができるのです。

 このGeorge、本来ならばAppleが作るべき製品かもしれません。iPod Hi-Fiは早々にディスコンにして、GeorgeをOEMして売ったほうがいいと思います。そうでなければ、会社ごと買収しちゃったほうがいいのではないでしょうか。

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