カラオケ+YouTubeの「SingShot」を試してみた
先日スタートした、カラオケとコミュニティ機能をかけあわせたサービス、SingShotを試してみました。自分で作った映像、ではなく、自分が歌ったカラオケの歌を公開できるというものです(→TechCrunchの記事)。
これまで同種のサービスはあったようですが、SingShotはMacのSafariをサポート。使うプラグインもFlashだけなので、Windows版と同じように利用できます。
このサービスは、Webサイトに登録された数千の楽曲をカラオケとして表示再生し、それといっしょに歌うだけでなく、自分の歌をレコーディングし、その成果を世界の人と共有できるのです。
もちろん、普通の洋楽カラオケとして使うこともできます。表示して、再生ボタンを押すと、歌詞表示とともに曲が流れ、曲はボーカル入りとボーカルなしを選択可能。まあ、洋楽カラオケマニアとしては、これだけでもいいかな、と思うのですが……。キー変更ができず(オリジナルキーのみ)、ボーカルスタイルは真似している、というのもいい。
なんといっても、自分の曲を録音して、それを人に聞いてもらうことができるのです。世界デビューのチャンスではありませんか。世界レベルとはいえ、そこは素人がほとんどなので、そんなたいしたこたあありません。American Idolコンテスタントクラスのは、そう多くないのです。少なくともこのあたりには。
もちろん、公開してしまえばそれにレーティングがつきますから、自信を失ったりすることもあるでしょうが、たいしたことなくても、五つ星がついたりするので、人のテイストというのは分からないものです。
そこで試してみたのです。録音を。
致命的な欠陥が1つありました。
自分のボーカルと、バックの演奏がずれてしまうのです。歌っているときはいいのですが、録音されたものを聞くと、ボーカルがワンテンポずれてしまっています。ネットワークの遅延によるレーテンシーの問題かなと思い、サポートに投げておきましたが、どうなるでしょうか。日本はサポート外かなあ。上手いと思える歌に遭遇したことがないので、「今なら勝てる」感があるのですが(笑)
ボーカル遅延問題以外はいい感じなので、ぜひ登録してここで公開したいのですが、まるでリズム感のない人みたいなのでやめておいたほうがいいかと思ったわけで。こんなふうに、ヘタクソな歌を人に聴かせることが可能です。下のように、ページにembedすることも可能。ちなみに、会員登録は日本のクレジットカードで可能でした。1月約10ドルくらい。
思い直して、遅延があまり関係なさそうな曲の、関係なさそうな部分だけ自分でレコーディングしてみました。こんな感じになります。遅延が目立つ曲だとひどい状態に……。
ボーカル遅延が直らないようなら、世界デビューの夢はあきらめて、コツコツと練習するしかないですかね。ガイドボーカルの出来がそこそこ(オリジナルに似せている)なので、練習用にはいいかも。
ちなみに、ビートルズが71曲、カーペンターズ7曲、ディープ・パープル4曲、クイーン2曲、ツェッペリン1曲といった品揃え。そのあたりもまだまだ発展途上ですね。