Microsoft自身が作る「iPodキラー」
ラスボスの前には、たいてい四天王とかよばれる側近がいて、主人公に戦いを挑み、そして敗れるものなのですが、その四天王が敗退した後、最後に、部下に指令するだけのよぼよぼのじいさんに見えたラスボスがみるみるうちに巨大化。モンスターに自ら変身し、最終決戦が始まる……。
その名は「XPod」(仮称)。XBoxとの強力な連動により、Windows DRMを持ったコンテンツすべてを持ち運ぶことが可能なポータブルメディアプレーヤーが登場するかもしれません。
BusinessWeekの観測記事には、縮小する一方のWindows DRM陣営の巻き返しを図るため、「まだ決定ではないが、Microsoftはその可能性を模索している」と書かれています。Newsweekとのインタビューで、スティーブ・ジョブズDisney取締役は、このことを予言していました。「Microsoftは今年、X-playerとかなんとかいうMP3ハードウェアを投入してくるだろう」
しかし、ゲームプラットフォームと連動したプレーヤーはゲーム機と見られて市場規模が小さなものになってしまうという分析もあります。また、当然ながら四天王じゃなかった、CreativeやDellなどのパートナー企業からの反発も予想され、多くの困難が予想されます。
Appleにコンテンツを提供し始めてしまったMTVと提携して行う「URGE」に発売のタイミングを合わせるのは無理でしょうが、参入するとしたら、楽しみではあります。ただし、巨大化するのはやめてほしいなあ。
そういえば、+D Blog「あのイーレッツから」では、iPod用のディズニーステッカーのプレゼントを実施しています。スティーブ・ジョブズDisney取締役就任効果その2、ですかね。