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iTunes 5とカラオケの関係

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 「同僚の」iPod nanoをApple Store Ginzaまで買いに行きました。9月8日午後3時ごろ。白4Gがご所望だったので、いいあんばいに売り切れる前で買えたのですが、話題沸騰の黒4Gだとすでに売り切れ状態でした。

 とまあ、自分のものでもないナノPodのことはほうっておいて、カラオケの話に行きます。

 一部で騒がれている、iTunes 5とカラオケとの関係。実は、iTunesはその前身からカラオケ対応していたのです。知ってる人は知ってる話ですが、iTunesの前身であるCasady & GreeneのSoundJam MPには、Karaokeエフェクトってのがあって、いわゆるボーカルキャンセリングてのが可能だったのです。左右の位相を打ち消すことでボーカルを「薄くする」機能でありまして、カラオケマニアにとっては相当に役立っていたわけです。これを今実現するにはどうしたらいいか、という問題は、また別の機会に……。

 月日は流れ、ついにiTunes 5がやってきて、Karaokeが再発見されました。

 100万曲といわれるiTMS-Jの楽曲数のうち、約2000曲が洋楽カラオケだということがここに判明したのです。

 なぜそれが分かったか。iTunes 4.9までのiTMS検索機能では、検索結果が最大で150曲までしか表示されず、それ以上の結果があるんだかないんだか、分かりませんでした。

 iTunes 5になると、そこが改善されています。試しに、検索ボックスに「Karaoke」とたたき込んで検索し、検索バーで「Music」「Song」をクリックしてください。すると、画面中央下に「検索結果1-150」、画面右下に「詳細結果→」というのが出てきます。この「詳細結果→」をクリックしていくと、151曲目以降の検索結果が150ずつ表示されるのです。

 はい。お気づきのとおり、この「詳細結果」というのは「More Results」の誤訳で、「次ページ」とでも表示すべきものでしょう。これを次々にたどっていくと、曲タイトルにKaraokeと入った楽曲はiTMS-Jで2009曲、iTMS-USで2324曲(9月12日現在)あることが分かります。iTMS-Jだと「オレは西武特急レッドアロー (Karaoke)」とか「結婚闘魂行進曲「マブダチ」 〜披露宴・Karaoke Version〜」(氣志團)とかが入ってしまうのですが、10曲未満なので、洋楽カラオケはちょうど2000曲くらい、ということになりますね。ちょっとしたものです。

 選曲も、網羅的ではありませんが、ありえないくらい変な曲が入っています。Ringo Starrの「ノー・ノー・ソング」やPink Floydの「葉巻きはいかが」とか。

 私はここで37曲の洋楽カラオケを購入しました。ほとんどの品質には満足です。通信カラオケでは「リアルサウンド」だとか「スタジオ録音」「生音」に相当するもので、コーラスの発音はいいし、MIDIではないのでやはりリアルな楽器のよさがある。昨日行ったカラオケで歌ったYesの“Roundabout”のしょぼさ(2バージョン試してみた)と比べて、こっちは格段に良い出来栄えでした。コーラスもジョン・アンダーソンっぽい声質選んでるし。

 購入した洋楽カラオケ、例によってiMix化しましたので、ご参考にどうぞ。→「洋楽カラオケiMix」(iTMS-Jのアカウント必要)

 ここまでは、実はiTunes 5の機能ではなくて、iTMSの新機能でした。

 iTunes 5で追加された「歌詞」タグについては、ちょうど対応アプリが出始めたんで、もうちょっと待ってからレポートします。現状ではSing that iTune!のDashboard版が対応しているのと、「歌詞」タグをそのまま表示できるのはiPod nanoだけナノ、というくらいです。やっぱりnano、買わないと!

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