データ活用によるビジネス成果向上: Gartnerがデータ管理環境のモダナイゼーションと内製化の重要性を指摘
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ガートナーは2023年4月5日、データ活用によるビジネス成果実現のために、データ管理環境のモダナイゼーションと内製化が必要であると発表しました。データ&アナリティクス(D&A)環境は変化し、ガートナーのアナリストがDWHからの7つの変化を解説しました。
Gartner、企業がデータを活用してビジネス成果を実現するにはデータ管理環境の近代化と内製化が必要との見解を発表
本発表では、データ活用に関する7つの変化が挙げられています。
- データソースの量と種類が増加:SNS、ECサイト、IoTなどのデータが利用可能に。
- データ蓄積環境の対応:蓄積環境が量と種類に対して柔軟性と弾力性を持って対応。
- ETLからELTへの移行:変換処理を後回しにし、生データを先に蓄積する方法が主流に。
- データ利用環境や手法の多様化:機械学習モデルやメトリクス・ストアなどの新しい手法が登場。
- 仮想化技術の進展:コンテナ技術の普及により環境構築が迅速になる。
- クラウドへの移行:データの蓄積や活用がクラウド中心になり、コスト削減が可能に。
- データ品質の重要性と責任者不在の再認識:データ品質やマスタ・データの不備が課題となり、非テクノロジの問題に対処する必要がある。
これらの状況から、ガートナーでは、D&Aリーダーは、ビジネス知識を蓄え、対話力と発信力を高めることで、ビジネス成果を向上させることが重要であり、クラウド・ファーストなインフラを検討し、D&Aチームの専門性を強化することで、内製化を推進することが求められるとしています。また、企業は、データ管理基盤と活用手段を理解し、D&Aでビジネス課題に取り組むための内製化と人材確保を進める必要があり、そうすることで、データ・ドリブンなビジネスの実現が可能になるとしています。
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