国内パブリッククラウド市場、2025年には30兆円市場近くに

IDC Japanは2021年10月4日、「国内パブリッククラウドサービス市場予測」を公表しました。

本調査よると、2021年の国内パブリッククラウドサービス市場規模は、前年比20.3％増の1兆5,087億円になると予測しています。また、IDCでは、2020年～2025年の年間平均成長率は18.4％で推移し、2025年の市場規模は2020年比2.3倍の2兆9,134億円になると予測しています。

出典：IDC Japan 2021.10

現在、継続的に、短期間で多様かつ大きな変化が常態化するネクストノーマル時代を迎え、デジタルトランスフォーメーション（DX）／データ駆動型ビジネスを、優先度の高い経営課題と認識する企業が増加しているとしています。

また、DXを推進するだけではなく、ビジネスレジリエンシーの強化のために、ITインフラストラクチャを見直す企業が増加している点もあげています。

現在、多くのベンダーが企業のDXを支援する施策を強化しており、企業のDX／データ駆動型ビジネスに関わる投資が活性化され、今後の国内パブリッククラウドサービス市場の高い成長を牽引していくと予測しています。

企業がDX／データ駆動型ビジネスを進めるために、国内パブリッククラウドサービス市場では、クラウドネイティブアーキテクチャーが急速に浸透し始めています。

ベンダーは、クラウドネイティブ時代におけるエコシステムにおける自らのポジションを明確化し、戦略的な投資によって短期間で特徴／強みを提示できる製品／サービスを開発することが重要である、としています。