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企業は危機感をもってDXの取り組みを推進しているが、成果が出ているのはごくわずか。

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NTTデータ経営研究所は2019年8月20日、国内の大企業・中堅企業を対象に、「企業のデジタル化への取り組みに関するアンケート調査」を実施しました。

日本企業のデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の取り組み実態、成功企業の特徴、そこから得られるDX推進成功への示唆について、分析の一部を速報として紹介しています。

DXへの取り組み状況について

企業がDXに取り組んでいる企業は全体の42.7%で、企業規模が大きいほど取り組み企業の比率が高くなる傾向となっています。売上1,000億円以上の大企業では77.9%もの企業がDXに取り組んでおり、売上500億円未満の中堅企業でも34.0%が既にDXに取り組んでいる状況となっています。

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出所:NTTデータ経営研究所 企業のデジタル化への取り組みに関するアンケート調査 2019.8


DXに対するこれまでの感触について

DX取り組み企業への「DXの取り組みはこれまでのところ上手くいっていると思いますか」との問いに対して、"強くそう思う"・"概ねそう思う"と回答したDXにポジティブな感触を持っている企業は42.4%となっています。その一方で、"そう思わない"・"あまりそう思わない"と回答したDXにネガティブな感触を持っている企業は47.6%であり、DXにポジティブな感触をもっている企業よりも多くなっています。

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出所:NTTデータ経営研究所 企業のデジタル化への取り組みに関するアンケート調査 2019.8

日本企業がDXに取り組むことは一般的になりつつありますが、DXに取り組んでいる企業は必ずしも上手くいっているわけではなく、むしろ上手くいっていない企業の方が多数派であるという状況が明らかとなっています。


DXへの取り組みの推進段階(フェーズ)と成果の状況

取り組みの推進段階(フェーズ)でみると、"実践着手前段階"のものが57.7%で過半数。その内訳は、「助走フェーズ」が29.4%、「構想策定フェーズ」が16.4%、「プランニングフェーズ」が11.9%となっています。その一方で、DXの取り組み全体のうち「本格活用・展開フェーズ」まで到達しているのはわずか16.0%となっています。

「本格活用・展開フェーズ」に到達した取り組みにおける成果の状況

「本格活用・展開フェーズ」に到達している取り組みのうち、"成果が出ている実感がある"ものが大半で77.7%。となっています。 "成果が出ている実感がある"とされた77.7%のうち、更に "厳密な意味で客観的に成果を出しているといえる"ものは29.8%。これは取り組み全体のわずか4.8%(「本格活用・展開フェーズ16.0%」×「厳密な意味で客観的に成果を出しているといえる29.8%」=4.8%)となっています。

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出所:NTTデータ経営研究所 企業のデジタル化への取り組みに関するアンケート調査 2019.8

日本企業のDXにおいて、"厳密な意味で客観的に成果を出しているといえる"取り組みはごくわずかとなっています。

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