2018年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10 〜ガートナーより
米調査会社のガートナーは2017年10月4日、2018年に企業/組織にとって戦略的な重要性を持つと考えられるテクノロジ・トレンドのトップ10を公表しました。
Gartner Identifies the Top 10 Strategic Technology Trends for 2018
ガートナーでは、
インテリジェント・デジタル・メッシュが2018年に向けた戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10 においてのデジタルビジネスとエコシステムの基盤となるとしています。
最初の3つの戦略的テクノロジ・トレンドは、人工知能(AI)および機械学習が実質すべての分野に浸透し、今後5年間、テクノロジプロバイダーが事業モデルを探る主要な競争領域になると予測しています。
次の4つのトレンドは、デジタルと物理の世界との融合による、魅力的でデジタル的に強化された環境を作り出すことに焦点がおかれています。
最後の3つは、デジタルビジネス成果を提供するためのデバイス、コンテンツ、サービスだけでなく、拡大する人と企業との間をつながことの可能性を示しています。
ガートナーでは、テクノロジ・トレンドのトップ10を以下のとおりあげています。
AI Foundation(AI基盤)
Intelligent Apps and Analytics(インテリジェントなアプリケーションと分析)
Intelligent Things(インテリジェントなコト、モノ)
Digital Twin(デジタルツイン)
Cloud to the Edge(クラウドからエッジへ)
Conversational Platforms(会話型プラットフォーム)
Immersive Experience(没入体験)
Blockchain(ブロックチェーン)
Event Driven(イベント駆動型デジタルビジネス)
Continuous Adaptive Risk and Trust(継続的な適応リスクと信頼)
すべて英訳するのは大変なので、一部ご紹介をしたいと思います。
AI Foundation(AI基盤)
人工知能(AI)による自律的に学習し、適応し、潜在的に行動するシステムの構築は、少なくとも2020年までのテクノロジベンダーの主戦場になり、2025年までには、意思決定を強化し、顧客経験を再定義するビジネスモデルやエコシステムの改革をあげています。
Cloud to the Edge(クラウドからエッジへ)
エッジコンピューティングは、 接続性とレイテンシの問題、帯域幅の制約、エッジに埋め込まれたより大きな機能性は、分散モデルに有利であり、特に重要なIoT要素を持つアーキテクチャでエッジデザインパターンを使用し始める必要があるとしています。
クラウドは、弾性スケーラブルなテクノロジー機能がサービスとして提供され、本質的に集中モデルを要求しないコンピューティングスタイルで、クラウドとエッジを補完としてカツユする場合、クラウドは、サービス指向モデルを作成するために使用されるコンピューティングのスタイル、エッジがクラウドサービスのエンドポイントのレイテンシの解消または分散されたプロセス実行を可能にする配信スタイルとして使用される集中制御および分散化 を図っていく必要性を示しています。