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IoT人材の育成施策について

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政府の未来投資会議構造改革徹底推進会合は2017年2月3日、「第4次産業革命 人材育成推進会議(第2回)」を開催し、各省庁から人材育成施策について、資料を公開しています。

今回は、総務省のIoT人材の育成施策についてとりあげてみたいと思います。

IoT人材の育成に向け、スキルセットの明確化、スキル獲得に向けた研修等、スキル評価等
を一体的に施策として展開していくことが必要とし、2015年の103万人から、2025年には202万人の目標値を示しています。特に、ICTユーザ企業の大幅増を見込んでいます。

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出所:未来投資会議 第4次産業革命 人材育成推進会議(第2回)

IoT時代のネットワークの運用・管理を担う人材の育成では、IoTネットワーク人材育成事業を新規施策として 平成29年度予算案では 2.1億円を見込んでいます。

事業の柱としては、

(1) SDN/NFVを開発・実装した人材育成環境を、インターネットの結節点であるIX(インターネットエクスチェンジ)に整備する
(2) 通信事業者、ユーザー企業や研究機関等が同環境を用いて技術者の人材育成を図る
(3) ネットワーク管理・運用に必要なスキル明確化やその認定の在り方の検討を行う。

となっています。

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出所:未来投資会議 第4次産業革命 人材育成推進会議(第2回)

IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材の育成では、 IoT機器等の電波利用システムの適正利用のためのICT人材育成として、新規に平成29年度予算案では2.5億円を見込んでいます。

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出所:未来投資会議 第4次産業革命 人材育成推進会議(第2回)

若年層に対するプログラミング教育の普及推進では、継続予算で、平成29年度予算案 1.5億円を見込んでいます。

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出所:未来投資会議 第4次産業革命 人材育成推進会議(第2回)

IoT時代のサイバーセキュリティを担う人材育成では、ナショナルサイバートレーニングセンター(仮称)の構築として、継続予算で平成29年度予算案では15.0億円を見込んでいます。

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出所:未来投資会議 第4次産業革命 人材育成推進会議(第2回)

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