地域におけるオープンデータ・ビッグデータ利活用の推進について
総務省は2016年11月25日、「地域IoT実装推進タスクフォース 地域資源活用分科会(第2回)」を開催し、地域におけるオープンデータ・ビッグデータ利活用の推進などについての検討を進めています。
地域におけるデータ利活用の全体像は以下のとおりです。
出所:総務省 地域IoT実装推進タスクフォース 地域資源活用分科会(第2回) 2016.11
地方自治体におけるデータ利活用の課題例では、地方自治体においては分野別のICT利活用は進みつつあるものの、組織間の情報連携が必要となる分野横断的なICT利活用は進んでいない状況となっています。また、地方自治体の様々な分野の業務においてICT化が進み、多種多様なデータが生成されてきているにもかかわらず、住民に係る情報を含むデータについては、住民サービスの向上等に十分に活用されていないのが現状となっています。
地方自治体におけるデータ利活用と民間サービスとの連携では、福岡市とYahoo! Japanや渋谷区とLINEの事例などが紹介されています。
出所:総務省 地域IoT実装推進タスクフォース 地域資源活用分科会(第2回) 2016.11
総務省の取り組みでは、オープンデータの公開側・利用側のためのガイド等の策定・改訂や具体的なオープンデータ利活用モデルの構築、観光分野におけるオープンデータ活用などが紹介されています。
出所:総務省 地域IoT実装推進タスクフォース 地域資源活用分科会(第2回) 2016.11
オープンデータに取り組む地方公共団体では、着実に増加しているものの、その取組済み団体数は2016年9月時点で233に留まっています。
出所:総務省 地域IoT実装推進タスクフォース 地域資源活用分科会(第2回) 2016.11