「Open Data Evangelist / Advocate」の任命と活動支援
政府の高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)は2015年5月22日、電子行政オープンデータ実務者会議の「利活用推進ワーキンググループ(第2回)」を開催し、利活用推進にかかわる検討課題について、議論を行っています。
現状では、ニーズや効果の把握が困難なため、取り組みが進まない大きな理由とし、各分野の有識者のヒアリングなどを通じ、利活用のニーズや効果を整理して効果的なニーズの掘り起こしのあり方について検討を行っていくとしています。
データカタログサイトのアクセス状況については、データセット数は増加しているものの、直接ダウンロード数は減少傾向にあります。また、地方公共団体のオープンデータの取り組み数の推移は、2015年5月に155と増加傾向にはあるものの、全地方公共団体数からみると、現状では8.7%にとどまっています。
政府が有識者などにニーズのヒアリングなどを行い、利活用に関する代表的なニーズをまとめています。
出所:利活用推進ワーキンググループ(第2回)2015.5
本グループでは、具体的な利活用につながる効果的な普及・啓発活動のあり方についての検討を行い、「OPEN DATA 100」の公募と発信・運用および、オープンデータの伝道師となる 「Open Data Evangelist / Advocate」の任命と活動支援2つの中核施策を核とした普及啓発に向けた計画を進めています。
出所:利活用推進ワーキンググループ(第2回)2015.5
「Open Data Evangelist / Advocate」では、システムやノウハウの横展開を推進できる人を任命するとともに、モノを作る人やビジネスを設定できる人の育成も視野にいれています。