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自分自身の過去を振り返り、これからの未来を考える

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1995年に会社に入社してから、17年が経とうとしています。2012年になったということで、改めて過去を振り返ってみると、必ずしも自慢できるものではなかったような気がします。仕事を与えられて普通にこなす。面白い仕事があったら、飛びついて食い散らかしてみるなど、特に入社してから十数年は、その場その場しのぎの対応で、あまり、地に足をつけて、将来を見据えた行動ができていなかったように感じています。

自分の転機がおとずれたのは、30歳半ばにして、会社の中での自分の将来がなんとなく見えてきたときです。このときから、意識的に社内から社外に目を向けるようにしました。当時愕然としたのは、自分自身があまりにも、内向き思考な社員であったということです。社外の会合やイベントに参加しても、なかなか話題についていけず、外部での知り合いは限られており、もちろん自分自身を知っている人もほとんどおらず、苦慮したことを覚えています。

これらの反省から、まず、業界全体へのアンテナを高くし、自分や自社のことを中心に考えるのではなく、業界全体にとってのメリットや貢献について、思考と行動を180度変えることにしました。社外のたくさんの人と会い、たくさんの本を読み、たくさんの情報をインプットしつつ、短期的なメリットは意識せず、自分の頭が時々空っぽになるのを感じながら、ブログなどで情報発信を続けました。 ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアは、自身の動きを大きく後押ししてくれました。

次第に、社外の方々から認知・評価いただき、講演や執筆依頼を多く受けるようになりました。社外の人脈は芋づる式に広がり、特にクラウドの分野においては、多くの人とつながり、ヒューマンエコシステムを意識できるようになり、ビジネスまで発展する機会も増えてきました。自分のブログやソーシャルメディアでつながっている人とは、驚くほど早く話が進むというのを幾度となく実感しています。

この5年間で、自分なりにも過去を反省し、自分なりの成長戦略を再構築することで、今に至っています。もし、5年前にこのことに気づかなければ、たぶん、将来の見えない怠惰な生活や仕事を送っていたのかもしれません。

そして、自分自身のこの先5年、10年の成長戦略をどうするかということが、自分にとっては大きなテーマです。今年は残念ながら自分の厄年でもあります。会社への貢献、社会や業界への貢献、地域や家族への貢献、それぞれ思いはあります。ただ、年齢的なことも考えると、優先順位や、断捨離の発想も必要となってくるでしょう。ただ、感じていることは、社内と社外、これまで別々に目を向けていたものを、もう少し融合させる仕組みを考え、 業界の未来創りへの貢献度を高めていきたいと考えています。

自分自身が、この先、どのような立場で、どのような考え方をもって、どこに向かうのか、あらためて今後の5年、10年の自分自身の成長戦略、さらには、業界のこれからをじっくりと考えていきたいと考えています。

 

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