ブログから見る2008年(1) 景気
2008年が申し少しで終わろうとしています。今年の前半は景気が上向きを続けていたのですが、サブプライムローンが発端となり、リーマンブラザーズの破綻などによる金融危機、そして、自動車業界等のメーカーによる販売不振などによる派遣社員や正社員のカット、内定取り消しなどの不景気を反映する出来事がたくさん起こりました。
この1年間、ブログの中でどのような話題がとりあげられてきたか、またどのような反響があったのか何回かに分けて整理をしていければと考えています。
まず、第一回目は『景気』です。
kizasiから『景気』を検索し、整理をしてみたいと思います。
2008年の1月後半に世界同時株安等により景気後退を懸念するブログが見られました。そして、6月後半の「原油高」から急速に「景気」に触れるブログ数が増え始め、9月のリーマンの破綻を急速に増加してきています。3月から6月までの「景気」に関する投稿数が1000ちょっとでしたが、12月になると投稿数が7000を超えており、おおよそ6倍程度の差が出ています。
12月に入ってからは特に「雇用」、「「リストラ」、「景気」、「雇用対策」といったブログが目につくようになり、9月の時点ではアメリカの不景気だったものが、次第に日本への雇用を直撃しています。
『雇用』を検索してみると、やはり12月上旬から急速に増えています。12月に入って多くの企業がリストラ策を発表したこともあって、「解雇」や「派遣社員」や「雇用調整」等のキーワードが目立ち、雇用不安が広がっていることがブログからも伺えます。
その他、『ビッグ3』は12月から急速に増え、『金融危機』は、10月前半がピークになり「G7」や「資本注入」等のキーワードが目立っています。一方『サブプライム』のキーワードはリーマン破綻の9月、世界同時株安の1月の順にピークとなっています。
『円高』は10月末から11月上旬にかけてピークとなっており「円高還元」等のキーワードが目立っています。円高で恩恵を受けている企業や消費者が多いのではないでしょうか。
ブログから景気に関するキーワードをいれて検索してみると、ブロガーは敏感に景気に反応していることがわかりました。2009年は、景気でも『好景気』というキーワードが上位に出ることが理想ですが、さてどうなるでしょいうか。