Google Earthのおかげて5歳のときに離れ離れになった家族を見つけた少年の物語が映画に
Googleが、Google Earthの公式YouTubeチャンネルで、サルー・ブライアリーさんの長い長い冒険の物語を2分30秒の動画にして紹介しています。
2013年に翻訳書も出版されていますが、私は知らなかったので、見てびっくりしました。
インドならではの話ですが、5歳のときにうっかりこっそり列車に乗り込んでそのまま眠り込み、目が覚めたら全然知らない町にいた、という少年が30歳になってGoogle Earthのおかげで自分の故郷をつきとめた、という本当にあったお話。
路頭に迷ったサルー少年は、運良くオーストラリア人夫婦の養子になって何不自由なく暮らしましたが大人になっても故郷が忘れられず、Google Earthの存在を知って家族探しのバーチャル旅を始めたのでした。
ヒントは、自分が降り立った駅がカルカッタのハウラー駅だったこと。15時間くらい寝ていたと考え、調べる範囲を96万2300平方キロに狭め、自分がベンガル語を話せないことから、バングラディッシュを範囲から外します。夜には星を眺めていた記憶があるから、都会ではない。夜も暖かかったから、寒い地域でもない。
これだけのヒントで、毎晩毎晩、ハウラー駅を起点に線路沿いの町をGoogle Earthで探していくうち、2年後のある日、見覚えのある駅のシンボルと、歩道橋、給水塔などを発見。こここそが、25年前に列車に乗ってしまった駅だ!
あとは実際に現地に行って駅周辺を訪ね歩き、ついに家族に再会したのでした。
なんでいまごろこの動画を? と思ったら映画化されるみたいです。
なかなか感動的な動画です。↓貼っておきました。
映画のトレーラーも貼っておきますね。