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シェリル・サンドバーグCOOのバークリーでのスピーチは必視聴

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このブログでも時々ご紹介しているFacebookのシェリル・サンドバーグCOO。「リーン・イン」の感想文でも書きましたが、すごい人だと思いますが苦手というか煙たいです。

それでも昨年5月、夫のデイブ・ゴールドバーグさんが亡くなった時は、それまで(下の写真のような)仲睦まじい様子がよく紹介されていたのでショックだったし、在りし日の2人の写真を無言で投稿する彼女に胸を痛め、数日後に復帰したときはその気丈さに舌を巻いたものです。sheryl1.jpg

そんな彼女が5月15日、カリフォルニア大学バークリー校の卒業式でスピーチを行い、公の場で初めて亡くなった夫の話をしました。(彼女自身はハーバード大出身で、2012年にハーバードの卒業式でもスピーチしてます。彼女の祖母はバークリー校の卒業生だそうです。)

このスピーチ(約30分)がもう、感涙もので。私は久しぶりに箱根の温泉でまったりしていたんですが、いつもの習慣から早朝につい記事チェックしていたところ、このスピーチに遭遇してしまい、朝から1人で再生しながらだーだーと涙を流すはめになりました。

すごく要約すると、夫の死から学んだことを解説し、「あなた達(卒業生)の前途は洋々だけれど、いつか必ず試練の時が来るだろう。そんなとき、あなたには学び、成長する能力が自分の奥深くに存在することを思い出して欲しい。そして、自分の中にある回復力を鍛えて欲しい。悲劇が訪れたり失意にあるときでも、あなたには何でも切り抜ける能力があることを信じなさい」と語りました。

「人は生まれながら不幸からの回復力を一定に持っているわけではない。筋肉と同じように鍛えれば、必要なときに利用できるようになる。回復力を鍛える過程で、あなたは本当のあなたになり、恐らく最良のあなた自身になる。あなたの回復力を鍛えなさい」とも。

こう要約してしまうとただの人生訓みたいになってしまいますが、これをサンドバーグさんが本当につらそうに夫の死について語った後に言ったので、ものすごい説得力です。

スピーチの最初の方で彼女は、夫の死について公の場で話すのは初めてで、「辛いけど、この美しいバークリーの卒業ガウン(ジョブズのスピーチをご覧になった方はご存じのように、卒業式でスピーチする来賓は皆、卒業生と同じガウンを着ます)で鼻をかまないと約束するね」と言ったのに、旅先のホテルで自分が昼寝をしている間に夫がジムに行き、心不全で亡くなった話をしはじめてしばらくするとやはり涙が。もう、そんなに辛い思いをしながらなんで話すことにしたの?とこっちまでもらい泣き。sheryl2.jpg

よく練られた原稿で、要所要所にユーモアも交えてあり(今日はInstagramでいっぱい写真投稿してね、と宣伝したり、人生における試練の例として「Facebookでインターンしたかったのに受け入れてくれたのはGoogleだったとか」と言ったり)ましたが、それで一番救われたのは彼女自身かも、と思うくらい辛そうでした。

誰か愛する人がいる人は、このスピーチを見るといいと思います(泣くけど)。動画を貼っておきます。あと、Fortuneが書き起こしてくれたので、こちらもお勧めです。

サンドバーグさんはやっぱり煙たいけど、すごい人だなとあらためて思いました。

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