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海外記事、ブログ、記事にならない情報について、ITmedia エンタープライズ海外記事担当から一言

ユーザーを第一に、良い製品を作ればお金はついてくると考えるのはこども?

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Appleの株価が高値更新とかFacebookの株価が公開時の約半分になったとかいう話はあんまり書きたくないなぁと思うんですが、ITニュースということでそうもいきません。

株価って不思議です。

Appleは次期iPhoneを9月に発表するなんて、自らは何も言ってないのに、うわさだけでこんなに株価が上がって、で、いつものパターンだと実際に新製品を発表して、それにどんなにユーザーが喜ぶ新機能がついていても、アナリストが「あんまり新味はないよね」と言えば株価は急落します。

Facebookの株価急落は中の人が手放してることもあり、サービスの良し悪しにあまり関係ないところで動いています。それなのにザッカーバーグのCEO退任説まで出る始末。中では、モバイルでの収益化に向けてがんがん企業を買収し、新し広告モデルも開発しているというのに、株価が下がっただけ(“だけ”と言うには大金が動いてますが)でこの騒ぎ。長い目でいいサービスを構築しようと思ったら株式公開なんてしない方がいいなじゃないかと思ってしまいます。

まあ確かにザッカーバーグはウォールストリートをないがしろにしている感じなので、自分はCTOにでもなってCEOはお金が好きな人の相手ができる人に任せた方がいいかもです。シェリル・サンドバーグではちょっと不安な気もしますが。

サンドバーグといえば(同じGoogle出身ということで)、Yahoo!で頑張ってるマリッサ・メイヤーさん。メイヤーさんもどちらかというと「製品ありき」な思想の人で、それはいいことなのですが、あんまりエンジニアばかり大事にするので広告部門とかの人が不安になっているそうです(カーラさんより)。CEOってお母さんのように、えこひいきしないようにしないと兄弟がうまく育たないんじゃないですかね。難しいですね。エンジニアの流出はとまったようですが、今度は広告営業の偉い人やらCFOやらがYahoo!を辞めていってます。メイヤーさん、早く腹心を作らないと大変。がんばって~。

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