Googleラリー・ペイジCEOのロングインタビュー抜粋の抜粋 ジョブズやAndroidについて
Businessweekのブラッド・ストーン記者が、4月3日にラリー・ペイジCEOに取材したインタビューの抜粋が出ています。3ページと読み応えのあるものになっていますが、ここからさらに面白いところだけ抜粋して意訳でご紹介します。インタビューとは別の記事によると、Googleキャンパスでのこのインタビューでのペイジはフリースジャケットにロゴ入りTシャツ、黒いコンバースだったそうです。
・Google+について
思ったよりすごくうまくいってる。いきなり成長するものじゃないけど、順調だ。Google+を追加したことで、人間を含むあらゆることを検索可能にするという目標にまた近づいた。例えばこれまでベン・スミス(山田太郎、のような名前)を検索するのは大変だったけど、Google+で公開されているプロフィールで、絞り込みが可能になる。
・Googleブランドタブレットについて
今はSamsungのを使ってて、とても気に入ってるけど、タブレットはまだこれからだと思う。(ブランドタブレットについて聞かれて)うわさについては話せない。
・GoogleがFacebookやAppleと闘うためにユーザーをないがしろにしているんじゃないかという世論について
ユーザーのために最上のものを構築するのが最重要事項であることはずっと変わっていない。例えば「連絡先」をサービスを横断して使えるようにすることもそのためだ。でもFacebookはGmailの連絡先を取り込むのにはき出さない。これは不合理だ。(いや、ちょっと質問からずれているような。)
・CEOになった際にスティーブ・ジョブズ氏に教えを請うたエピソードについて
ジョブズから「話さないか」というメールをもらったんだ。かなり調子が悪そうで、本当なら家族との時間を優先すべきだと思ったけど、光栄だった。それまでも定期的に会っていたし。(ジョブズがAndroid を叩き潰すと語ったというアイザックソンによる伝記の記述について)あれは見せかけだと思う(I think the Android differences were actually for show.)。
・「ちょっと待って、Androidに対する(ジョブズの)怒りは見せかけだって?」
面白い話ではあるけど。多くの企業にとって、ライバルを持つのは有意義なことだ。でも、ライバルを気にするより、世界をどうしたらより良くできるかを考えたいものだとぼくは思う。
もっと詳しい完全版は次号「Businessweek」で、だそうです。Kindle版もありますよん。