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Googleマップを支えるゼンリンの地道な調査

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 Googleマップ(日本版)が5歳でβがとれたそうです(まだβだったのか)。地図にコンビニやビルの名前を表示するなどの工夫は日本発なのだとか。便利に使わせていただいとります。

 ところで、Googleマップの右下のクレジットで分かるように、Googleマップではゼンリンの地図データを採用しています。昭和23年創業のゼンリンの、信頼性の高い地図の陰には、なんと「延べ約28万人に及ぶ専門調査スタッフが、一軒一軒の建物を歩いて刻々と移り変わる街の姿を地図に反映させています。」(同社サイトより)という地道な努力が。

 今日、偶然その現場を目撃したのですよ。暑い暑い暑い日陰もない住宅街(自宅近く)をふらふら駅に向かって歩いていたら、電信柱のそばに立ち止まって丸めた紙に何かを記入しているあやしいおじさんが。ぬぬ、空き巣の下調べか? と警戒しつつ観察してみると、暑いのにわりと厚手の袖無しジャケットを着て背中にアジャスターケース(設計図とか入れる筒状のあれ)をしょってる。さらに振り返って見たらそのジャケットの背中に「ZENRIN」の文字が。ああごめんなさい、調査員様をあやしいおじさんだなんて。本当に一軒ずつ確認してくれてるんですね。ありがとう。しっかりした足取りで次の一軒を確認しに歩き出したおじさまの背中にあやまったのでした。

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