日本のGoogleで一番検索されたのは「Yahoo!」だった
年末恒例ということでYahoo!、Google、(今年から)Bingが検索語ランキングを発表していますが、今日のGoogleの日本版Zeitgeist(ツァイトガイスト、と読むようです)はちょっと不思議なものになっていました。先日のNYTのコラム(このコラム自体はGoogleの日本市場進出奮闘記)でも触れられていますが、日本は世界でも数少ないGoogleが検索1位じゃない国だということがよく分かる結果になっています。
上記のコラムからの孫引きですが、日本の検索シェアは1位がヤフーで56.5%、Googleは大きく引き離されて33.7%の2位なのです。
まず年間ランキングの1位が「yahoo」というところからしてそのシェアを物語ってます。どういう状況でGoogleでYahoo!を検索するんでしょう。やっぱりYahoo!の検索サイトを探すんでしょうか。Googleでそのまま検索するんじゃだめなんでしょうか。
そして、急上昇ワードランキングの1~3位が「ドラゴンクエスト 9」「田中美絵子」「bing」というのも、日本全般のツァイトガイスト(時代精神、という意味)を反映しているとは思えません。このラインアップから勝手に想像すると、Googleユーザーのプロフィールとしては、かなりサブカル的でおそらく男子が多く、年齢も低めな気がします。あ、でも不思議だったのは、世界ツァイトガイストの飲食物関係の急上昇ワードの3位に「クックパッド」がカタカナで入っていたことです。つまり世界全体で見ても「クックパッド」と検索した人がたくさんいたってことで。レシピを求めて検索しているんでしょうか、それとも「今話題のクックパットってなんだ?」という検索なんでしょうか。謎です。
各国版ツァイトガイストは急上昇ワードと最多検索ワード以外はそれぞれ少しずつ違うものになっていて、設定にもお国柄が出ていて面白いです。このページの左下で地域を選べます。